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熊の場所

2009.01.27 *Tue
熊の場所 (講談社ノベルス)熊の場所 (講談社ノベルス)
(2004/12/07)
舞城 王太郎

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「熊の場所」は表題に加えて「バット男」「ピコーン!」の二作を収録した合計三作の短編集です。
表紙がとてもかわいらしいです。
でも内容はこれほどかわいらしいものではありません。

熊の場所は、僕と猫殺しの少年「まーくん」の二人のストーリー。
僕はまーくんに対する恐怖を払拭するために、あえて彼に接近していきます。
熊を撃退した経験のある父の言葉、「恐怖を消し去るには、その源の場所に、すぐに戻らねばならない」に従ったものです。
つまり熊=まーくん。
その他、「バッド男」=バッドを持った不審者≠バッドマンであり、「ピコーン!」=思いつきのアニメ的SE、となっています。
そんな三作全てにミステリらしい展開が待っています。
やはりミステリが原点なのでしょうか。

収録作で好みだったのは「熊の場所」です。
僕の視点を追っていくうちになんとなく小学生の時代を想起したりしていました。
小学校では「終わりの会」で一日が終了したり、昼休みや放課後に一つのゴールでサッカーをしたり。自分もそんなことをしたなあという想い出があります。
「終わりの会」は「帰りの会」だったかな?
自分の思い出にまーくんはいませんでしたけど。
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