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魍魎の匣 第12話「脳髄の事」

2008.12.24 *Wed
美馬坂に銃を突きつける木場。
ためらっている間に関口らが到着します。
絹子の口から、美馬坂が彼女の父であるという事実が発覚。
さらに関係者を連れてきた京極堂が到着します。
これで幕引きの舞台は整いました。

京極堂が語りだしたのは脳髄の話。
今回の事件では、それぞれの登場人物が勝手に自分の物語を語ったため、事件が複雑化してしまったのです。
例えば頼子。
彼女にとって加菜子は完璧な存在でなくてはならなかった人物です。
それが彼女の意識がつむぐ物語だからです。
しかし、加菜子にだって同じように物語があります。
加菜子も母の愛に飢えるか弱い女の子でしかありませんでした。
そんな加菜子の一面を垣間見てしまった頼子は、通りモノに当たったかのようにして、加菜子をホームから突き落としたのです。
頼子が証言した黒衣の男とは、京極堂のこと。
正確には、関口が小説「目眩」の中で登場させた京極堂モデルの黒衣の暗殺者。
事件当日に稀譚舎の月刊・近代文藝に載っていたその作品を頼子は読んだのでしょう。
頼子が天人五衰のみならず数々の小難しい言葉を知っていたのは、関口の他の作品を読んでその言葉を見たからだったのです。
結果的に頼子の嘘が事実を複雑にしてしまいます。

話は柚木陽子が美波絹子として有名になった時代にさかのぼります。
有名になった事で陽子が絹子だと気づいたのが須崎。
須崎は陽子を強請り始めます。
強請る理由となったネタは、加菜子が柴田弘也の子どもではないことに関連しています。
陽子が相続を断り続けたのはそれが理由でした。
しかし事情が変わります。
通常の医療施設では治せない負傷を負った加菜子を存命させるには、長年連絡を取っていなかった父である美馬坂に頼むしかありませんでした。
そこに須崎がいると知っていながら…………。

美馬坂研究所を維持するには莫大な金がかかります。
加菜子の一生分だけそこを維持するためには、柴田の財産ぐらい非常識な金額が必要だったのです。
そこで発動してしまったのが柚木加菜子虚偽誘拐事件でした。
その頃は柴田氏が回復しかかっていたので、悠長に待っていられない事情がありました。
陽子が思いつきのレベルで偽の脅迫状を作っていたところに木場が入ってきてしまい、騒ぎ出します。気を使った雨宮が嘘を重ねてしまったため、もはや引っ込みがつかなくなったのです。
ほとんど空想、現実逃避でしかなかった虚偽誘拐が、須崎の計略により現実味を帯び始めます。
須崎は美馬坂とは別の手段で、人を永らえさせる手段を研究していたのです。
その話で陽子を言いくるめました。
つまり、加菜子を誘拐したのは須崎でした。
密室からの消失かと思われていた加菜子でしたが、そのときは既に須崎が持っていた箱に入るほどのサイズになっていた加菜子。
加奈子を存命させていたのは、美馬坂研究所そのものだったのです。
そして、今、この研究所が生かしているものは久保竣公に変わっています。
彼らは今、久保の中にいるのです。


さて、いよいよ解決編に入りました。
京極堂の口から次々と真相が明かされていきます。
明かされてみれば一般的な感性でも納得のいく事実が積み重なっているだけですが、その表層だけをみると意味不明な一連の事件になっているわけです。
加菜子の存命方法や密室から消える手段に関しては、感想が分かれるかもしれません。
危うい境界でリアリティとファンタジーを行き来しているところでしょう。
かなりの事実が明るみに出ましたが、まだ語られていない真相が残っています。
次回で最終回。
上手く終わることができるでしょうか。
それにしても「目眩」のヒロインはエライ美人だったと思うのは自分だけ?
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2008/12/24(水) 21:57:40 | ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人 [Del
『こんばんは。私は全ての物語に終わりをもたらす殺し屋です』 『さて仕事にとりかかりましょう』 ・・・もしや噂の御大(京極夏彦氏)登場ってココの事か!! 何だか儲けた気分でございますです(笑)
2008/12/25(木) 00:18:52 | 風庫~カゼクラ~ [Del
ラストでびっくり~~Σ(; ゚Д゚) どういうことですかソレー!? 箱型の研究所に到着した関口たち! そこでは今まさに木場が美馬坂を撃と...
2008/12/25(木) 19:15:22 | 空色きゃんでぃ [Del
第十二話 「脳髄の事」 今回も榎木津の素晴らしいドライビングテクニックを見る事ができました(笑) 廃車にされないように気をつけない...
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