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別冊 図書館戦争Ⅱ

2008.12.09 *Tue
別冊 図書館戦争〈2〉別冊 図書館戦争〈2〉
(2008/08)
有川 浩

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図書館戦争四部作の続き物となる別冊シリーズの第二巻。
手元に来るまでずいぶん待たされましたが、やっと読むことが出来ました。
これで図書館戦争シリーズも完結です。
そう思うと読み終えてしまうのが多少もったいなく思ったりしました。

堂上夫妻はその夫婦間の関係がだいぶ安定しているので、もはやほとんどドラマチックな展開にはなりません。
そんなわけで、物語はおのずから別の登場人物にフォーカスされています。
図書館特殊部隊副隊長の緒方の学生時代の話に始まり、堂上と小牧が新米だった頃の話と続き、最後は柴崎と手塚の話になります。

柴崎をメインに据えてこれだけ引っ張った話は、この巻が初めてでしょう。
先回りして参考文献を見たところストーカー関連の文献がならんでいるので、今回はこれで展開させていくんだなあ、と事前に心の準備はしていました。
していたんですが、やはりセンシティブでえげつない話が延々と続いたため、読んでいるこっちが若干欝になりそうに。
フィクションだと思って読んでいても苦々しいので、これが現実に起こり得るのかと考えると辟易してしまいます。
人間関係の恐ろしさと面倒臭さを垣間見た思いです。

こんな書き方をするとラブコメではないようですが、そんな事はありません。
別冊二巻も全体を通せば完璧にラブコメ仕様です。
ベタベタ路線は変わらず。
好きな人はたまらない点も変わりません。
そこは安心して読めます。

それにしても最終巻だというのにヒロインがあまり注目されていません。
ほとんど柴崎と手塚に持っていかれています。
まあ、本人は幸せになったんだからいいんですかね。
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