刀語 第十一話 毒刀・鍍 (ドクトウ・メッキ)
2008.11.08 *Sat
![]() | 刀語 第十一話 毒刀・鍍 (ドクトウ・メッキ) (講談社BOX) (2007/11/02) 西尾 維新 商品詳細を見る |
誠刀を蒐集し終えて、奥州の陸奥・百刑場からの帰路。
七花ととがめは刀傷を負った真庭人鳥を発見します。
人鳥から語られたのは、真庭鳳凰乱心の事実。
二人は毒刀蒐集のため、新・真庭の里に赴く事に。
11巻にもなれば、伏線の回収や謎の解明も大詰めといった様相を呈してきます。
虚刀流の起源や否定姫の血筋は10巻で明らかになりました。
今回は、右衛門左衛門と鳳凰の関係性や、四季崎記紀の秘めた謎の一部が明かされます。
歴史物であっても、秘めたる謎の存在をちらつかせる辺りは、ミステリ出身の著者らしいと言いましょうか。要所要所で読者の意表を突こうとしてきますね。
物語はさておき。
今回は人鳥のビジュアルが良かったです。
ぬいぐるみ的な可愛さが…………。
どう見ても忍者には見えないルックスですが、そんなことを気にしてはいけないのでしょう。
次巻でいよいよシリーズラスト。
予想通りの展開とそうでもない展開。
今までの巻で、そのどちら見せてくれています。
ラストは予想通りか、そうでないのか。
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