刀語 第十話 誠刀・銓
2008.10.20 *Mon
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将棋村で王刀・鋸を蒐集したとがめと七花。
即座に否定姫から誠刀・銓の情報をもたらされ、奥州に向かいます。
否定姫の真意を疑いつつも、二人は向かわざるを得ません。
奥州――百刑場。
図らずも、自分の故郷に来る事になったとがめは内心穏やかではありません。
そこには仙人である彼我木輪廻が。
その頃、否定姫は誠刀の情報を出した際の七花の違和感が気にかかっていました。
とりあえずとの思いで、右衛門左衛門に七花と百刑場、あるいはとがめと百刑場の関係を調べさせる事にしました。
つまり、とがめの過去があばかれるピーンチ!
彼我木輪廻は相手の苦手意識を姿と性格に投影する存在でした。
外見には七花の苦手意識が。
中身にはとがめの苦手意識が反映されます。
そして誠刀の存在とその特性。
必然、登場人物の内面とその克服を扱う話になっていました。
そして巻末には傷を負った人鳥が。
いよいよ物語りも佳境。
虚刀流の真相の一旦も暴かれ始め、とがめの記憶も復活し始めます。
飛騨鷹比等の言う、間違った歴史とは何なのか。
山場はきちんと用意されているようです。
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