遠野物語―付・遠野物語拾遺
2008.07.31 *Thu
![]() | 遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫) (2004/05) 柳田 国男 商品詳細を見る |
角川夏の100冊で買った本です。
柳田国男は日本民俗学の確立者ですね。
旧帝大出の官僚ですから、エリートだ。
遠野物語は柳田民俗学確立の端緒になった作品だと言われています。
岩手県遠野における民間伝承や風習をまとめてあります。
個人的には、伝説や怪異譚が面白かったです。
家の神としてオシラサマやオクナイサマ、ザシキワラシなどが載っていました。
ザシキワラシは誰でも知っているでしょう。
遠野物語で紹介されて全国的に有名になった神様です。
ザシキワラシというと女の子のイメージですが、必ずしもそうじゃなかったようです。
全体を通すと、昔の人々の生活様式がわかりやすく見て取れます。
昔だからでしょうか。
コミュニティから浮いているモノや未知のモノには容赦がなかったようです。
結構突っ込みながら読んだりして(笑。
まぁそれは、ひるがえって見れば、恐れ祟えていたという事でもあるのかもしれません。
スポンサーサイト