図書館危機
2008.06.10 *Tue
![]() | 図書館危機 (2007/02) 有川 浩 商品詳細を見る |
第二弾の「図書館内乱」では王子様の正体も発覚したので、今後の展開が見物。
読む前はベタ甘路線になるのかな、などと思っていましたが違いました。
これが結構シリアスモードだったりします。
郁はこの巻の第一章で心の整理を済ませますから、
王子様の正体発覚のショックをずっと引っ張る事もありません。
山場は郁の地元、茨城での美術作品公開に先立つ対検閲抗争です。
最優秀作品が良化法糾弾作品だったため。
戦闘シーンが結構シリアスで生々しいものでした。
水戸図書隊の歪んだ内情も物語にリアリティを与えていましたし。
女子寮での派閥というか、ぶっちゃけ虐めがエグかったです。リアルで。
偏見かもしれませんが、女性の怖い側面を見せられた思いです。
最終巻も早く読みたいんですが、予約順がまだまだ回って来そうにないです。
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