図書館戦争
2008.05.24 *Sat
![]() | 図書館戦争 (2006/02) 有川 浩 商品詳細を見る |
以前から読みたいと思っていましたので、アニメ化された事を期に読み始めました。
アニメではカットされているストーリーもあったようです。
活字だと細かい描写や解説が入るので、より世界観に入り込めます。
著者の有川浩さんはとても勉強熱心な方のようで、法律や図書館の制度や論点やらが作品を通しても理解しやすいでね。そこら辺も素直に尊敬できます。
郁と堂上のやり取りは相変わらず面白い。
なので単純なラブコメとしては文句なし。
それだけではなくて、社会問題の観点からも興味深いです。
大人は子供を監視したがります。
青少年の保護は確かに重要。
しかし、「工場良俗」は規制が不当に強化される危険を常に内包しています。
だからこそ憲法21条で表現の自由が保護される原則があるわけで。
現実的にも検閲とかは他人事の問題じゃないです。
フィルタリングとかね。
簡単な問題ではないです。
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