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This Archive : 2009年02月

一周年

2009.02.07 *Sat
実は昨日が、このブログを始めてから丸一年目の節目に当たっていました。
毎日記事を更新していくことを一年は続けようという目的を秘かに秘かに掲げて続けていたこのブログ。
日時の設定をいじって毎日更新しているフリを取り繕うという不正行為もしばしば行いつつ、外形的には毎日更新一年間を達成したことになります。
ちょっと自分に甘かった気もしますが、これぐらいに緩い縛りにしておかなくては一年は続かなかった自信があります。
結果的には毎日更新一年間を達成できたので良いのです。

と、そんなわけで自分の中では勝手に一区切りついています。
一年間の連続更新は達成できたので、これからは更新ペースが遅くなるでしょう。
遅くはなると思いますがすぐにやめるつもりもありません。
とりあえずはダラダラと更新していくつもりです。
たまには思い出して見てやってくれると更新されているかもしれないと、それぐらいの気持ちでやって行こうと思います。
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CLANNAD ~AFTER STORY~ 第17話「夏時間」

2009.02.06 *Fri
渚がいなくなってからというもの朋也はただ生きているだけでした。
渚とであったこと。
渚と結婚したこと。
汐が生まれたこと。
その何もかもを忘れたくて仕事を続ける毎日。
何も考えないように生きていました。

そんな生活が五年も続く夏のある日、早苗が一人で朋也を訪ねてきます。
デートという口実で朋也をつれまわした早苗は旅行の計画を持ちかけます。
乗り気ではない朋也ですが何もかもを任せきりにしている恩人の頼みとあっては無碍にできません。
再三にわたる電話でついに折れたのは朋也です。

しかし、朋也が古川家を訪ねると秋生も早苗もいません。
テーブルに残されていた手紙には、急な用事で行けなくなったという書置きと二枚の電車の切符が。
そしてもう一つ古川家に残されていたのは女の子。
それは汐でした。
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おっかなびっくりとした様子で実の父親を遠目に眺める汐。
そこからは二人の関係性が透けて見えます。
汐は旅行に行きたがっている様子ですが朋也は連れて行く気がありません。
秋生と早苗が帰ってくるまで我慢させるつもりです。
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一人で遊び始めた汐はおもちゃを壊してしまいます。
一旦は朋也が直しますが接着剤が乾かないうちに動かしてしまって動かなくなってしまうおもちゃ。
朋也が昼食の買出しに行けばいつの間にかついてきている。
胡椒の入ったチャーハンは苦くて食べられないから白米をふりかけで食べる。
まだまだ幼い、汐はそんな女の子です。
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翌日になっても秋生と早苗は帰ってきません。
二人で所在無く外を眺めていると仲の良さそうな家族が出かける姿が目に留まります。
汐は羨ましそうです。
旅行に行く気がなかった朋也もついに折れたのか旅行に行きたいかと汐に尋ねました。
汐はうん、と答えます。
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汐が生まれてから五年目の夏。
こんな風に朋也と汐が二人きりになるのは初めてです。
家を出発した親子二人。
一体何処に向かっているのでしょうか。
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大きくなった五歳の汐が初登場。
可愛いじゃないか。
圧倒的に可愛いじゃないか…………!
そして渚に似すぎです。
朋也と汐が二人きりになったときのなんとも言えないぎこちない雰囲気が時を感じさせます。
汐の細かい仕草がとても印象的でした。
ご飯を食べるときのたどたどしさとか、眠っているときに両手が万歳状態になっているのとか、靴を履いたときに足を踏み鳴らしたりとか、その全てがリアルです。
それがまた一層可愛いんだ(笑。
結局、二人を打ち解けさせようとするおっさんと早苗さんの計画にはまった形の朋也。
ここからは朋也が父親になっていく話ですね。

とらドラ! 第18話「もみの木の下で」

2009.02.05 *Thu
クリスマスパーティーの準備におおわらわの竜児と大河。
そのせいもあって櫛枝とはすれ違い気味の生活が続いています。
櫛枝がパーティに来てくれるか不安になりつつも準備をします。
一方、大河と北村をくっつけようという空気は続いており竜児はそのちょっかいに不満気味。
川嶋からは父親と娘の関係性と同じだと評され、不自然なおままごとは止めた方がいいと言われます。
一旦真っ白にしてそこに自分も入れてよ、と。
核心のセリフを主人公が聞き逃すのは仕様です。

テストが終わっていよいよパーティーに向けた本腰の体勢に入ります。
大河は荷物を郵便局に持っていく用事があるそうで、竜児が半ば無理やりついていくとそれは大河の実家やら高須家やら宛てのクリスマスプレゼントでした。
カトリック系の学校に通っていた頃にボランティアでいわゆる恵まれない子供たちを訪ねた事があった大河。自己満足とは判っていながらも、誰かが気にかけていることを伝えたくて今でもプレゼントを送っています。たくさんのプレゼントは幸せなクリスマスの笑顔の一つになるための大河なりの努力の一つです。小さな頃にサンタにあったことのある大河は、それが夢かもしれないと思いつつもサンタを信じていました。

さて、パーティーの準備は佳境に。
川嶋経由の豪華ツリーを組み立て、天辺には大河の持ってきたクリスタル仕様の星の飾りを取り付けて完成です。
出来上がったツリーに喜んでいたところでハプニングが発生。
窓から飛び込んできたソフトボールがツリーに衝突し、ツリーは倒されクリスタルの星は粉々になってしまいます。
ボールを追ってきた櫛枝は自分のした結果の惨状を目の当たりにして愕然としました。
事故なのだから仕方ないと大河は言いますが櫛枝は自分が許せません。
一人で星を直そうとします。
誰にも手伝わせまいとするほどに切羽詰った様子です。
そんな櫛枝の隣に座った竜児はもくもくと星の飾りを直し始めます。
自分のためにそうするんだと言って手伝う竜児の優しさは櫛枝のかたくなさを解きます。

壊れてしまった星の飾りも直りツリーも再び完成。
ソフトボール部は改めて謝って帰って行きます。
こんな迷惑をかけたらパーティーには出られないと言う櫛枝ですが、それでも竜児は待っています。



あまりコミカルな場面がなかった18話。
ツリー倒壊のシーンは結構ショッキングでした。
壊したほうも壊されたほうもお互いに気まずいこと請け合いです。
見ているほうがいたたまれない状況と言えます。
みのりんの精神がどんどんと追い詰められているこの展開。
もはやシリアス一辺倒にならざるを得ないのか。
今後の亜美の絡み方も展開を大きく左右する感じがします。
波乱は必至ですかね?

とらドラ5!

2009.02.04 *Wed
とらドラ! 5 (5) (電撃文庫 た 20-8)とらドラ! 5 (5) (電撃文庫 た 20-8)
(2007/08)
竹宮 ゆゆこ

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かなり昔に見た感覚になっている文化祭のストーリーを収録したとらドラ5!
充分な質を担保していたアニメですが、原作のシーンのいくつかはそれなりにカットしてあります。
単純に原作をなぞらずに時間枠内に収め、さらに見ごたえを保っているというアニメの力量を垣間見たり。
そんなカットされた描写の中で今回最もツボに入ったのは、文化祭の出し物を決めるホームルームにおいて明らかになった恋ヶ窪ゆり(30)の就職にまつわるストーリーです。

大学の教職課程を地道にこなし真面目に取得したゆりちゃんが就職するころは就職氷河期の山場。
ただでさえ採用がない教員採用試験に見事合格して担任まで持つようになった努力の人。
自分の力で勝ち取ったのが今の地位です。
一方、学生時代の友人の就職は中小企業がいいところで上と下で新旧のバブル世代に挟まれているし、下手をすれば派遣の不安定な身分。
何かしら確かなものが欲しい友人達が結婚にそれを求めるのは充分理解できるし、やっかんだりりません。
ゆりちゃんは自分が恵まれている事を理解しています。
ただ、同い年のいとこの子供はそろそろ中学校にあがるらしい。
それだけ。
たとえ明日に自分の子供を生んでもその子が中学校にあがるのは43歳になってからだと。
それだけのこと。

…………リアルです。
就職や仕事の話がとてもリアルです。
そう、教職課程の人は講義がとても大変らしいのです。
七限目に講義が入っていることなどざら。
何が大変だって、大学の七限は終わるのが九時過ぎになるのです。
そして教員の採用は地方になればなるほど圧倒的に少ない。
こなさなくてはいけないタスクが多いのだから一般企業の就職活動だって本腰をいれてやることもままなりません。
公務員試験は失敗したら後がなくなる危険と隣り合わせなんだ。
人生かけてるんだ。
なのに敗北感と卑屈な雰囲気が漂いまくって濃密なオーラまで漂っているゆりちゃん先生は憐れで仕方ありません。
作品の最後には幸せになっていて欲しい筆頭のキャラクターです。

WHITE ALBUM 第5話「邪魔をするのが、近しい人間だけとは限らない。知らない人ほど、手厳しい」

2009.02.03 *Tue
冬弥がシャワーを浴びているうちに由綺は眠ってしまいます。
由綺を起こさずにそのままマンションを出た冬弥を待っていたのは、由綺のマネージャーである篠塚弥生でした。
冬弥を乗せた車は遠回りをして川沿いの土手で停車。
篠塚が話し出したのは理奈にまつわる過去のスキャンダルでした。
陥れられたとしか言えない手段でスキャンダルを偽装された理奈ですが、強靭な意志と幸運に恵まれて今の状態を得ていると言えます。

何故そんな話をしたのか。
由綺の邪魔にならないようにしろという予防線を張ったのです。
当然冬弥としては承服しかねる忠告です。
それを予期していた篠塚の行動は驚きのモノでした。
由綺を失わせる代償に自分を身代わりにしようとするのです。
冬弥は困惑して逃げるように帰ります。
翌日になると篠塚は押しかけるようにして冬弥をデートに連れ出し、前日の言葉通りの事実を積み上げようとしていきます。
冬弥の頭には妖艶に迫ってくる篠塚の姿がちらついてしかたありません。

そんな冬弥は美咲から彼女が書いた演劇台本の感想を求められていたため、大学に。
しかし待ち合わせ場所に美咲はいません。
彼女はすでに演劇部?の仲間に半ば無理やり連れ出されていました。
ほとんどの仕事を美咲に押し付けて意地悪く振舞う部員たちに美咲は強く文句を言えません。
どうやら何か弱味を握られているようです。

さて、仕方なく帰った冬弥。
その日の夜には由綺が寝ずに家で待っているという伝言を受けています。
由綺のアイドルとしての人生のためには自分は邪魔者なのではという不安感に苛まれていた冬弥ですが、やはり篠塚が由綺の代わりになるわけがない。
迷いを振り切って自宅を出ようとした冬弥を引き止めるように電話がかかってきます。
電話の相手は美咲。
忍び泣いて助けを求める美咲からの連絡でした。
事情がわからない冬弥はただ困惑するばかりです。


このタイミングで篠塚が話に食い込んできました。
アクロバティックな性格をしてますね。
ネットで事前に知っていたから驚かなかったものの、いきなりあのアプローチは予想できないでしょう。
冬弥は篠塚の奇行に引きつつも忘れられないといった感覚でしょうか。
それは仕方ない気がします。
そして由綺との仲に更に割って入るようにして美咲が出てきたと。
わざとらしいタイミングだ(笑。
ここまでの冬弥は完璧に翻弄されているだけでしかありません。
今の段階だと何も悪い事してないですし、むしろご愁傷様って感じです。
美咲さんはあのメガネ君に何をしたと言うんだ。
公衆の面前で告白されて御免なさいでもしたのか?
もしそうだったらメガネ君は救いがたいと勝手に憤る今日この頃。

マリア様がみてる 4thシーズン 第5話「紅薔薇のため息」

2009.02.02 *Mon
期末試験が迫ってきていた頃の薔薇の館で憂鬱そうに勉強をする由乃は、テスト終了後に自分へのごほうびを設定することでモチベーションを維持する方法を乃梨子から伝授されます。
そのまま話は祐巳に振られ、ごほうびとして出かけるなら何処が良いかと考えようとする祐巳ですが、その答えを出したのは祥子様です。
祥子様のお誘いで、祐巳は遊園地に行く事に。
デートです。

二人きりのデートで浮かれながら遊園地のゲートに着くと、そこには何故か柏木と祐麒の姿がありました。
いきなりデートに水を注されて不機嫌になる二人ですが、柏木は何か考えがあるようです。攻められても飄々としていてまるで動じていません。(ちなみい祐麒は柏木にラチられただけ)

柏木には祥子様がらみで何か理由があるのだろうと、それは祐巳にもわかっています。
二人を気にして楽しめないのではつまらないので遊園地を楽しむことに専念する祐巳と祥子様。
当分の間はデートを楽しめていましたが、途中で祥子様が突然座り込んで辛そうな様子を見せます。
動揺する祐巳を制するように柏木と祐麒が現れて祥子様を誘導して休ませます。
少し休んで回復しましたが、大事を取って今回はこれで帰ることにしました。

人ごみが苦手な祥子様は幼い頃から人の多い場所で貧血のような立ちくらみを起こしてダウンする事がしばしばあったようで、柏木が黙って付いて来たのはいわば保険。
それでも柏木がデートを止めなかったのは祥子様が本当に嬉しそうにしていたから。
祐巳は祥子様について自分より知っていて自分にはできないことを平然とこなしてしまう柏木に嫉妬している自覚がありました。
そこまで祥子様を好きな柏木が結婚をしようとしないのを不可解に思いますが、柏木の祥子様に対する好きの感情はそういうものではないのだというのです。
柏木には「祐巳ちゃんは自分を相手にするよりももっと上のステージを目指さなくちゃ」とそう言われてしまうのです。

医者に診て貰って自室に横になっている祥子様に会いに行った祐巳は、自分が感じていた嫉妬の感情を素直に打ち明けます。
柏木にできることと祐巳にしかできないことは違うのであって今祥子様が隣にいて欲しいのは祐巳なのだと、そんな祥子様の気持ちを言葉にしてもらった祐巳。
見舞いの立場があべこべになってしまったみたいでした。


えー、今回は「薔薇のミルフィーユ」収録の紅薔薇姉妹ストーリでした。
原作収録の「黄薔薇パニック」「白薔薇の物思い」はばっさりカット。
スケジュールの都合で仕方ないのかもしれませんが、それにしても由乃さんと志摩子さんが憐れです。
前々からマリみてのアニメはあわただしくストーリーが消化されていく印象がありましたが、今期は特にそれが顕著です。
瞳子とのスール問題を解決まで持って行きたいから急いでいるのでしょうか。
そもそもその目標設定には無理がある気がします。(実際に原作の何処まで進むのかは不明ですが)
作画の乱れもかなりひどくなってきていますし、不満ばかりが湧いて出てきています。
自分の中のハードルが高いせいでしょうか?
他に高いクオリティのアニメ作品が多いからかもしれません。

九十九十九

2009.02.01 *Sun
九十九十九 (講談社文庫)九十九十九 (講談社文庫)
(2007/01/12)
舞城 王太郎

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JDCトリビュートとして刊行された「九十九十九」。
JDCというのは清涼院流水による推理小説シリーズの名称で、日本語では日本探偵倶楽部となります。
探偵集団であるJDCにおいて探偵神とされる九十九十九はメタ探偵であり、推理に必要なデータが揃えば即座に真相に辿り着いてしまう「神通理気」の力を持つ探偵です。
JDCシリーズの始まりであり第二回メフィスト賞受賞作のコズミックは毀誉褒貶が飛び交った異色作と言われます。

そんなJDCトリビュートであるところのこの作品。
ただの世界観踏襲ではありません。
名前や設定を取り入れてはいますが、清涼院流水の世界観を正確に写し取っているのではなく、あくまで舞城王太郎の世界観で作られています。
特徴的なのが全体を通す構造で、章が変わるごとに前章が作中作の物語だった事が明らかになり、メタ視点に移行していくことになります。
作中作を扱う小説は他にもあると思いますが、「九十九十九」では作中作がただのネタではなく、作品の核心にせまる重要な位置づけになっているところが目新しいでしょう。

今回「九十九十九」を読んでやっと判りましたが、同著者作品の「ディスコ探偵水曜日」は「九十九十九」に連なる文脈の作品として考えられるようです。
大爆笑カレーや猫猫にゃんにゃんにゃん、エンジェルバニーズなどのは「九十九十九」と「ディスコ探偵水曜日」の両方に登場する名称ですし(完全な同一人物ではない)、作中世界を貫く原理原則にも似たような雰囲気を感じることができます。推理が次々と披露されていく構造も似ています。
そんな発見もありました。

複雑な物語なので要約も難しく、整合性にも若干の疑問がないわけでもありません。
しかし細かな不満を度外視しても魅力的です。
そんなこともあるのか、読み終わってからは解説をして欲しくなりました。
ここで以前に読んだことのある東浩紀コレクション「文学環境論集」に「九十九十九」に言及している箇所があったなと思い出し、読み返しました。
別に「九十九十九」の解説ではなかったのですが、それでも考察はなされているので「九十九十九」を読む際の補助線にできるかもしれません。

おそらく好みは分かれやすいであろう作品ですが、好きになれれば絶賛物の作品です。

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ちょんぺー

Author:ちょんぺー
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