This Archive : 2008年12月

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今年の一冊

2008.12.31 *Wed
今日は大晦日なので、多少はそれらしい記事にしてみようと思います。
今年一番思い出深い一冊を挙げるとしたら何だろう?という思い付きの下、「今年の一冊」を挙げてみたいと思いました。
考えた結果…

すべてがFになる

に決定です。
わりとすんなり決まりました。
ミステリだということを意識して読み始めた最初の一冊です。
ここから森博嗣ワールドにはまっていきました。
ミステリ自体に興味を持った切っ掛けは乙一著「GOTH」だったんですが、確かこれは去年に読んだ本。
二者から選ぶとなったら迷ったところでしょう。

森博嗣氏の影響を受けている作家さんは多いはずです。(ミステリ分野なら特に)
色々な良書を読めるのは同氏のおかげという場合もあるでしょう。
そう考えると途方も無い感覚になります。
そんな意味でも印象深い一冊です。

それにしても「すべてがFになる」を読んだのは大分前だった気がしていましたが、年内の話だったことに改めて驚き。
一年は案外長いのかも知れません。
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| 小説 |

『瑠璃城』殺人事件

2008.12.30 *Tue
『瑠璃城』殺人事件 (講談社文庫)『瑠璃城』殺人事件 (講談社文庫)
(2008/03/14)
北山 猛邦

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北山猛邦氏の城シリーズ二作目がこの「瑠璃城殺人事件」です。
生まれ変わりが現実に起こってしまっている登場人物達を巡り、時代も国も異なる世界で物語が進みます。
すべての世界で首なし死体が現れ、時には密室、時には死体の不可解な高速移動が扱われます。
そのすべての時代に関わる短剣。
何ともファンタジーな世界観です。

城シリーズとなっている本作ですが、別に城だけが舞台になっているわけではなく。
最果ての図書館や第一次大戦中のフランスなどにもなるので、シリーズとしてくくるなら城ということです。
生まれ変わりによって時間関係も関わってくるので、真相看破はなかなか難しいでしょう。
物理トリックも相変わらず健在です。

エンディングぎりぎりまで要注目なのは前作と同様です。
好みは岐れそうですね。

大人の時間はなぜ短いのか

2008.12.29 *Mon
大人の時間はなぜ短いのか (集英社新書 460G) (集英社新書)大人の時間はなぜ短いのか (集英社新書 460G) (集英社新書)
(2008/09/17)
一川 誠

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子供の頃に比べると、歳を積み重ねて行くにつれて体感する時間はどんどん短くなっていく気がする。
こういった感覚は万人で共有できると思います。
この本では題名にあるとおり、この感覚について、認知心理学の観点から解説がなされます。

相対論や量子力学においては絶対的な今や一方向の流れの時間は存在しませんが、人間が作り出した世界時としての時計時間はそれを一方向に均一化しました。
特異点のない伸び縮み可能な物理的時間は人が体感できるステージの話ではないので、日常的には時計の時間が客観的な時間です。
しかし、人の生理的時間は均一でも一定でもなく、これも伸び縮みします。
体感時間は代謝が活発になると延びるそうです。時間経過に注意が向くと時間が文節化され、それもまた時間を延ばします。
だから、代謝が活発で一年を通して待ち遠しいイベントが多い子供時代は体感時間が長いという説明です。
他にも様々な実験結果や仮設が挙げられており、それが一般向けの表現になっているのでわかりやすい。
頻繁に出てくる錯視の例も興味深いです。

時間と上手に付き合っていきたい人向けの本といえましょう。

かんなぎ 第13話(最終話)「仁、デレる」

2008.12.28 *Sun
家出したナギがいたのは上森宅。
ナギは仁に連絡できずにいます。
ナギを探し出せずにいる仁は、つぐみへの態度もかなり冷たくなっています。
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貴子さんらも仁とナギの異変に気づいていますが、直に聞く事もできず。
結局つぐみも仁を放ってはおけません。
ナギが自分の意思で出て行ったなら仕方ない、といった口調の仁。
つぐみは呆れます。
ナギのいられる場所は仁のところしかないのだと。
仁はナギと面と向かうのが怖くて逃げているだけなんだろうと。
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それで吹っ切れた仁は、つぐみの助けを借りながらナギの目撃情報を集め、再びナギを捜します。
到着したのは土手を降りた草むらの先。
喪服を来たナギを見つけます。
逃げ出そうとするナギを押しとどめる仁。
ナギにも自分がわからないのなら、二人で一緒に探せば良い。
それを聞いたナギ。
思いつめていただけに安心した反動も強かったようです。
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ひとしきり泣いたナギ。
二人ところに現れたのは和服姿の女性です。
仁と面識があるらしい彼女は、歩きながら昔のことを話してくれます。
自殺しようとしたときに神薙様が助けてくれた事。
生まれたときに出会い、めされる直前に再びまみえた神薙様の事。
四十九日まではゆっくりすると言い残し、彼女は去っていきます。
実は彼女、亡くなっていた上森さんちのおばあちゃんでした。
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帰宅した二人。
二人を心配した美術部からは留守番電話が入っていました。
風呂に入ろうとしたナギが見せた微笑に、仁はドキドキもの。
部屋にいても落ち着きません。
風呂場からの音をシャットアウトするためにテレビをつけて気をそらします。
ちなみにテレビに映ったざんげちゃんには反応しないようです。
とにかくそわそわしまくってます。
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で、動揺が残っていたナギも着替えを忘れるハプニング。
パパッと走って取って来ようと決めますが、向かう先に通るキッチンには頭を冷やそうとしていた仁がいます。
当然鉢合わせ。
そしてラブコメお決まりの展開。
ナイスタイミングでつぐみが顔を出すのも王道です。
それにしてもこの家は鍵を掛けないですね。
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ショックなつぐみは涙ながらに逃走。
仁はつぐみに釈明することも出来ず、ナギによってのされます。
ナギ的にはタダ見が駄目らしい。
ラブコメらしく、ラストはドタバタで終了!
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さてさて、かんなぎも最終回を迎えました。
シリアスだった展開も最後はコミカルに締めくくりです。
原作どおりの展開に加えて、演出で最終回らしさを補完できていたようなので、最終回らしく終わっていたのではないでしょうか。
つぐみは最後までこんな役割です。
かんなぎは今期のダークホースでしょう。
途中から見始めましたがとても楽しめた作品です。
原作も買ってしまいましたし。
アニメオリジナル回もあったので、比較しながら二度美味しかった感覚。
毎週笑わせてもらったので満足です。
アニメには面白い作品を発掘する機能もあると思う今日この頃。

ディスコ探偵水曜日(上)

2008.12.27 *Sat
ディスコ探偵水曜日〈上〉ディスコ探偵水曜日〈上〉
(2008/07)
舞城 王太郎

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表紙と題名に惹かれ、著者名を確認し、これは読みたいと思ったのが三ヶ月以上前のこと。
それでも例のごとく買わずに貸し出しで済ませました。
順番待ちが長くても待ちます。

舞城作品を読むのはこれで四作目ぐらいでしょうか。
「煙か土か食い物」とファウスト掲載の作品を読んだぐらいで、実は「阿修羅ガール」すら読んでいません。
そんなわけなので、舞城作品にはそれほど親しんでいないであろうと言えますが、この「ディスコ探偵水曜日」は読めば読むほどどんどん引き込まれていってしまいました。
正直こんなにのめり込んで読めるとは、当初は思ってませんでした。
やられたって感じです。

ちょっとネタばれになってしまうかもしれませんが、あまり影響がなさそうな範囲で。
まず主役の迷子専門探偵の名前が「Disco Wednesdayyy」と、この時点でかなり印象的。
彼が保護している「梢」という少女をめぐり、不可解な謎が絡んできます。
そこに登場する怒涛の名探偵軍団。
一例を挙げれば、大爆笑カレー、本郷タケシタケシ、猫猫にゃんにゃんにゃん、などがいますが、他にも目白押しの奇抜な軍団です。
彼らは「パインハウス」で起こった事件を解決するため、次々と推理をたてていきます。
その推理の数は、通常の推理小説であれば過剰とも思える数にのぼる上、そのそれぞれが呼んでいる間はだいぶ説得力のあるもの。
一つの事件でこれだけの解釈がなりたつのか、と唖然としたほどです。

他にも特徴を挙げだすときりがないのでここでは止めます。
独特の文体も、「煙か土か食い物」を読んでいた頃はとっつきにくいイメージでしたが、今はむしろ魅力的に感じられます。感性って変わるものです。
本作はそれなりに長編ですが、あまり苦になりません。
上巻の引きがハラハラものなので、下巻の展開が気になります。

バカとテストと召喚獣3

2008.12.26 *Fri
バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)
(2007/08/30)
井上 堅二

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バカテスシリーズ第三巻。
二巻を読んでからだいぶスパンが開きました。
世間には第五巻が出まわっているそうですが気にしません。
マイペース。

三巻ぐらいになると舞台が変わるものです。
マンネリを回避するには大切な事です。
今回は勉強合宿に行く設定。
本シリーズは、戦争に見られるような部隊単位を基礎にした作戦行動が見せ場の一つです。
今回もそれは健在。
作戦目標は女風呂を覗く事だそうで。
作者さんには不真面目な事を大真面目にやる姿勢が見受けられます。(もちろん褒めている)

相変わらず女性キャラクターが光っている本作ですが、中でも秀吉は異彩を放っています。
いや、混乱しました。
秀吉は女性ではありませんでした。
女性ではありませんが、男性だとも到底思えません。
ですが「このライトノベルがすごい!2009」では男性キャラクター部門3位に入っている秀吉です。
(ちなみに女性キャラクター部門においても第10位)
作中にも第三の性として「秀吉」を作るべきだと主張しているようですし、せっかくなので秀吉の性別は「秀吉」ということで気持ちの安息をとりたいと思います。

…………こんな文章を書いている自分は、そろそろ本格的に駄目なんだと思います。

とらドラ! 第13話「大橋高校文化祭【後編】」

2008.12.25 *Thu
プロレスショーが終わり、次に待っているのはミスコンです。
大河の衣装は竜児作。
衣装の細かいコンセプトを語りだす竜児に女性陣は若干引き気味。
大河の父親はいまだ来ず、川嶋からはミスコンにおける紹介文句を訂正しなくて良いのかと聞かれますが、大河は変える気がないようです。
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ミスコンが始まってみれば、注目されているのは司会の川嶋亜美。
衣装がきわどいです。
ミスコンを見ていた竜児に大河の父からメールが送られてきます。
内容は、文化祭来られない&一緒に暮らす話もなしになった、うんぬん。
それをメールで済ませたうえ、あまつさえ竜児から伝えさせようという根性です。
自分の失敗に気づかされた竜児が悲観しているところで大河の出番がやってきます。
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大河の登場で騒がしかった会場が静まり返ります。
変えなかった大河の紹介文は、今会場に来ている逢坂の父親から一言、というもの。
当然返事はありません。
微妙な雰囲気に拍車をかけるようにコケる大河。裾を破り捨てます。
静まる会場内であがった拍手は竜児と櫛枝によるもの。
周囲も影響されて、雰囲気は一変、盛り上がりをみせ始めます。
エスパー伊藤を想起させるアピールタイムを経た後、一位に選ばれたのは大河です。
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ミスコンのラスト間際で会場をジャックしたのは生徒会メンバー。
続けてミスター福男を選ぶと言い出します。
校内一周で一位になった福男には、今年のミス大橋にティアラ贈呈とダンスする権利、会長の三年間分のノート・テスト解答その他もろもろの特典つきです。
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さて、今の大河はミス大橋に選ばれたといっても、たった一人。
そう感じた竜児は本気です。
福男レースに参加するその姿は鬼のごとく。
トップでゴールに近付く竜児を抜き去ったのは櫛枝です。
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その後も櫛枝が陸上部に抜かされたり、ボールを投げて走行を阻止したり、渾身の飛び込みで走行を阻止したり…………。
竜児をゴールさせようとする櫛枝の手を取った竜児は、二人でゴール。
大河は一人でも大丈夫だと思いつつ、二人の気持ちに微笑んでいるようでした。
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祭りのラストはフォークダンス。
竜児は櫛枝から、以前にも同じような事があった事実を聞かされます。
そのときは同じように喜び、そして落胆させられた櫛枝。
その話を今までしなかったのは、自分を抜きにして大河が親の話を竜児にしていた事に嫉妬していたのかもしれないと自己分析です。
もしかしたら女の子の方が好きなのかな? とわりと真面目な顔で言う櫛枝に、竜児は驚き、たじろぎます。
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色々と内面の葛藤があった文化祭も、ラストは笑顔で終了です。
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だんだんシリアスな雰囲気が増えてきました。
ミスコンの時のえも言われぬ気まずい雰囲気は、絵で見ると非常に心苦しいものがあります。
あのシーンであの啖呵をきれる大河は肝が据わっているではないでしょうか。
福男レースで見せた竜児の形相は人のそれを超えていた様な気がします。
間近で見たらさぞ恐ろしいことでしょう。
みのりんがアレだけ強固に大河父を信用していなかった理由も、過去の話を聞けば納得です。
それにしてもあのおっさんは全てが軽いノリですね。
リアルであんな大人がいたら嫌だなあ、と思いつつ。
でもいるんだろうなあ、とも思ったりして。

そうそう、結局とらドラ!は2クールアニメなんですね。
勘違いしていました。
第13話にして登場人物の複雑な関係性が透けて見えてきたところもあるので、今後も期待です。
聞くところによると、原作は結構ドロドロ展開らしいですね。

魍魎の匣 第12話「脳髄の事」

2008.12.24 *Wed
美馬坂に銃を突きつける木場。
ためらっている間に関口らが到着します。
絹子の口から、美馬坂が彼女の父であるという事実が発覚。
さらに関係者を連れてきた京極堂が到着します。
これで幕引きの舞台は整いました。

京極堂が語りだしたのは脳髄の話。
今回の事件では、それぞれの登場人物が勝手に自分の物語を語ったため、事件が複雑化してしまったのです。
例えば頼子。
彼女にとって加菜子は完璧な存在でなくてはならなかった人物です。
それが彼女の意識がつむぐ物語だからです。
しかし、加菜子にだって同じように物語があります。
加菜子も母の愛に飢えるか弱い女の子でしかありませんでした。
そんな加菜子の一面を垣間見てしまった頼子は、通りモノに当たったかのようにして、加菜子をホームから突き落としたのです。
頼子が証言した黒衣の男とは、京極堂のこと。
正確には、関口が小説「目眩」の中で登場させた京極堂モデルの黒衣の暗殺者。
事件当日に稀譚舎の月刊・近代文藝に載っていたその作品を頼子は読んだのでしょう。
頼子が天人五衰のみならず数々の小難しい言葉を知っていたのは、関口の他の作品を読んでその言葉を見たからだったのです。
結果的に頼子の嘘が事実を複雑にしてしまいます。

話は柚木陽子が美波絹子として有名になった時代にさかのぼります。
有名になった事で陽子が絹子だと気づいたのが須崎。
須崎は陽子を強請り始めます。
強請る理由となったネタは、加菜子が柴田弘也の子どもではないことに関連しています。
陽子が相続を断り続けたのはそれが理由でした。
しかし事情が変わります。
通常の医療施設では治せない負傷を負った加菜子を存命させるには、長年連絡を取っていなかった父である美馬坂に頼むしかありませんでした。
そこに須崎がいると知っていながら…………。

美馬坂研究所を維持するには莫大な金がかかります。
加菜子の一生分だけそこを維持するためには、柴田の財産ぐらい非常識な金額が必要だったのです。
そこで発動してしまったのが柚木加菜子虚偽誘拐事件でした。
その頃は柴田氏が回復しかかっていたので、悠長に待っていられない事情がありました。
陽子が思いつきのレベルで偽の脅迫状を作っていたところに木場が入ってきてしまい、騒ぎ出します。気を使った雨宮が嘘を重ねてしまったため、もはや引っ込みがつかなくなったのです。
ほとんど空想、現実逃避でしかなかった虚偽誘拐が、須崎の計略により現実味を帯び始めます。
須崎は美馬坂とは別の手段で、人を永らえさせる手段を研究していたのです。
その話で陽子を言いくるめました。
つまり、加菜子を誘拐したのは須崎でした。
密室からの消失かと思われていた加菜子でしたが、そのときは既に須崎が持っていた箱に入るほどのサイズになっていた加菜子。
加奈子を存命させていたのは、美馬坂研究所そのものだったのです。
そして、今、この研究所が生かしているものは久保竣公に変わっています。
彼らは今、久保の中にいるのです。


さて、いよいよ解決編に入りました。
京極堂の口から次々と真相が明かされていきます。
明かされてみれば一般的な感性でも納得のいく事実が積み重なっているだけですが、その表層だけをみると意味不明な一連の事件になっているわけです。
加菜子の存命方法や密室から消える手段に関しては、感想が分かれるかもしれません。
危うい境界でリアリティとファンタジーを行き来しているところでしょう。
かなりの事実が明るみに出ましたが、まだ語られていない真相が残っています。
次回で最終回。
上手く終わることができるでしょうか。
それにしても「目眩」のヒロインはエライ美人だったと思うのは自分だけ?

スナーク狩り

2008.12.23 *Tue
スナーク狩り (光文社文庫)スナーク狩り (光文社文庫)
(1997/06)
宮部 みゆき

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書店に平積みになっていたのが目に留まった本です。
題名に惹かれた後、作者の名前を見て購入を決めました。
宮部作品は「火車」を読んだ事がありますが、それだけです。
ブレイブストーリーなどは読んでいません。

スナーク狩りという言葉自体は某漫画で見たことがありました。
そこではスナークハントと銘打たれていました。
その印象が強かったのでこの作品もそういった趣向なのかと思っていましたが、そういうわけでもなく。
そもそもの元ネタがルイスキャロルの詩だということは、今になって初めて知った事です。

冒頭から不穏な動きをみせる登場人物たちに、読者は気が気ではありません。
お互いに関係性を持っていないはずの人々が次第につながりを持っていき、物語がどんどん進んでいきます。
かなり先が気になる展開になっていました。
そのせいでページをめくる手は自然と早くなっていきます。
結局、一気に読んでしまいました。

ストーリーに集中できる本というのは大抵が良作です。
火車もそうでしたが、宮部作品は異様に先が気になる物語になっているようです。
ベストセラー作家になるのも納得の力量といったところでしょうか。
思いのほか古い作品ですが、今でも充分読むに耐えるでしょう。

喰霊 -零- 第12話(最終話)「祈 焦 -いのりのこがれ-」

2008.12.22 *Mon
カテゴリAと化した黄泉は追っ手である国防省の対策班も圧倒します。
残された環境省の対策室メンバーは、神楽の殺生石の共鳴を頼りに黄泉を追います。
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ヘリで降り立った場所には黄泉の殺生石に引き寄せられた怨霊が。
神楽は一人、怨霊の群れを越えて黄泉の元に辿り着きます。
ここまでくれば両者の激突は避けられません。
黄泉は蘭紅蓮、神楽は白叡を召喚して臨戦態勢。
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神楽は卓越した力量を発揮しますが、寸での所でためらってしまい太刀を入れられません。
黄泉の側には容赦はありません。
神楽の戦意を掻き立てようと言うのか、わざと神楽の精神を痛めつけるような言葉を使います。
肩を負傷した神楽の助けに入ったのが紀之です。
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共同口での出来事を神楽に話す紀之。
自分を怨んでくれと言い残し去っていきます。
そして再び合間見える神楽と黄泉。
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最終決着に向けて戦闘は加速してきます。
黄泉が勝ったかと思われた応酬に最後の一手で勝った神楽。
黄泉が最期に見せた姉としての姿。
神楽は思いが言葉になりません。
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神楽の周囲を取り囲むカテゴリD。
これまで手をかけられなかった神楽も、今はもう変わっています。
その心の変化は人を止める事なのか、そうではないのか。
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そして二年後。
それぞれ二年前とは違った境遇の生活を送っています。
神楽の隣には新顔の青年。
彼の手には退魔刀舞蹴拾弐號が。
神楽は白叡を使役し、彼とともに務めを続けていくのです。
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とうとう最終回を迎えました、喰霊-零-。
今期見ているアニメでは最も早い最終回です。
それなりにまとまって終わることが出来たアニメだと思います。
第1話のインパクトとクオリティと比べてしまうと、それ以降が霞んで見えるのは事実ですが、あまり気にしないことにしました。(粗ばかり指摘していると楽しめません)
アニメを見る限りだと黄泉は死んだように見えますが、原作では出ているようなので、死んじゃいないのでしょう。
二年後を描いての引きは原作を意識しています。
驚いたのは二階堂氏が記憶喪失になっていた事実!
キャラ変わり過ぎだぁ。
ラストの青年は原作主人公の剣輔です。
想像以上にかっこよかったので驚いています。
ふじこちゃんなどもどんな人物か気になりますが、それでコミックを買ったらなんだか負けな気がするのは自分だけでしょうか?
まあ、喰霊は零だけでも完結していると言えるので満足です。
最後にセミロングバージョンの神楽を見られて良かった!!

かんなぎ 第12話「ほんとうにエフェメラル」

2008.12.21 *Sun
仁は神薙神社の御神体について調べ始めました。
資料がほとんどないに等しいので、神社庁に直接問い合わせることに。
この時点で大鉄がナギのおおぬさを拾ってきますが、仁はまだその意味に思い至りません。
仁は紹介してもらった上森さん宅に向かいます。
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そこのおじさん、異様に食べ物を勧めてきます。
こういうおじさんっていますよね(笑。
おばさんもなんだかんだで息子の話をしまくりまして、仁はなかなか本題を聞けません。
やっと聞けたと思ったら、これまたほとんど細かい情報がない。
神主も出張できてもらっているうえに、資料も火事で焼けてしまっています。
上森さんのおばあちゃんなら知っているかもというので会いますがおばあちゃんはかなりのご高齢。
戦時中に首くくりがあったがかんなぎ様のおかげで助かったと、それだけがわかります。
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ナギの妹のざんげちゃんはこの日も夜の街にいました。
迫ってきたチンピラも自力で退治する強い子です。
それを偶然に見た仁としてはショックです。
妹であるざんげちゃんにもナギの正体その他について聞いてみますが、彼女もまたナギと同じような反応を返します。
ナギの依り代であるご神木は様々な零体を呼び寄せます。
そうだとすれば涼城先生が言うようなこともあるかもしれない。
仁の不安は募っていく一方です。
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家に帰った仁を待っていたのはナギの書置きと捨てられた制服。
仁は夜を明かしてナギの帰りを待ちますが、ナギは帰ってきません。
学校にもナギは現れず、つぐみは仁とナギの心配をしますが仁は詳しく語ろうとしません。
部室にも顔を出している気配がないので、仁はそのまま帰宅します。
雨の中を探し続けますが結局見つけられません。
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気落ちしたまま帰宅する仁。
心配したつぐみが電話をかけてきますが、それに出る気力もありません。
終いには悪夢まで見てしまいます。
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ナギがいないことの詳細を一向に語らない仁を問い詰めるつぐみ。
仁は一言、もう帰って来ないかもしれないと言うだけです。
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今回は全編のほとんどがシリアスでした。
唯一のコミカルな部分が上森夫妻。
中の人は立木さんとくじらさんです。
どこかで見た事のあるキャスティングですね。
さらに言えば、おばあちゃんの中の人はタラちゃんではありませんかっ!
そんなところに思わずニヤリとしてしまいました。
それにしてもこの一家、先祖代々似てますな。
仁を心配するつぐみは相変わらず報われない感じです。
どこまでこの報われない状況が続くのでしょうか。
原作ともども気になるところではあります。
で、次回は第13話。
かんなぎは1クール終了と考えて良いのでしょうか。

有限と微小のパン―THE PERFECT OUTSIDER

2008.12.20 *Sat
有限と微小のパン―THE PERFECT OUTSIDER (講談社文庫)有限と微小のパン―THE PERFECT OUTSIDER (講談社文庫)
(2001/11)
森 博嗣

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S&Mシリーズのラストを飾る第十巻。
シリーズ中最長の長編です。
最後を飾るにふさわしく、今回はかの天才・真賀田四季が再登場。
彼女の影に絡めとられるように、犀川創平と西之園萌絵らが長崎のテーマパークに集います。
そこで起こる事件。
密室の謎も如何なく現れてきます。

真賀田四季の存在は圧巻です。
彼女がいることによって常識はいとも簡単に解体されてしまいます。
多彩な「装飾」をはいでいく事で現れるのは純粋な思考。
他は思考を維持するための補助装置でしかなく、そうだとすれば作中の真賀田四季はそれこそ本質の具現だと言えるかもしれません。
すべてがFになるの英題は、THE PERFECT INSIDER。
有限と微小のパンの英題は、THE PERFECT OUTSIDER。
最後まで読むと、この題の意味がわかるかもしれません。

S&Mシリーズはこれで終わりですが、犀川や萌絵はまだ活躍します。
時系列で言えば次の巻は、地球儀のスライス。
これは短編集です。
この巻収録の短編にも二人は登場しています。
まだ楽しみは尽きません。

CLANNAD ~AFTER STORY~ 第12話「突然の出来事」

2008.12.19 *Fri
当初は慣れない仕事で疲れきっていた朋也ですが、最近は要領よく仕事をこなせるようになって来ています。
渚は相変わらず朋也の世話をするために、朋也の部屋に通っていました。
そのせいで渚と過ごす時間が減っている秋生は寂しい。
何でも良いから娘と一緒にすごす時間を確保したい秋生が考えたイベントは、
一、海でバーベキュー
二、海でバッタンキュー
三、海でバーバラ藤岡
のどれでしょう?
このクイズで悩める渚は貴重な人材です。

古川家からの帰り道。
渚は深刻そうな表情で大事な話があると言います。
話をそらそうとする朋也ですが結局そらしきれず、朋也の父とは連絡を取ったのかと問いただされてしまいます。
どうしても父親との接点を持ちたくない朋也はそれをしようとしません。
『いつか』という言葉を引き出した上で、渚はこれ以上強くおす事もしません。

その一方で、朋也は会社である提案をもちかけられました。
社長の古い同僚が元請けの会社で部長をしており、そこで監督できる人材を探しているという話。
その人材として朋也を紹介したいがどうだろう、と言うのです。
そこでなら今の会社より待遇も良い。
聞く限りでは良い話ですが、突然の話に朋也の踏ん切りはつきません。
芳野さんはある出来の悪いロックシンガーの話を、朋也に話して聞かせます。

幼い頃から好き勝手をやってきた男は、高校でも若さに任せた無茶を続けていました。
そんな青年は音楽で生きていくつもりでした。
周囲が嘲笑する中、唯一応援してくれたのが学校の先生。
プロになったら付き合って欲しいとの約束を残し、青年は街を離れます。
約束どおりにデビューを果たした青年は一躍人気歌手に。
そんな折、あるテレビ企画によって自分の歌が既に自分だけのモノではなくなっていることに初めて気づいた青年。
急に曲が作れなくなります。
それでも無理やりに歌を歌い続けた青年は、次第に追い詰められていき、とうとう手をつけてはいけないものに手をつけてしまいました。
それによって業界を去ることになった青年。
街で待っていたのは彼女でした。
彼女を前にして青年は大事なものを見失っていた事に気づきます。
青年は彼女のためだけのラブソングを歌っていたかったはずだったのです。

芳野さんの話を聞き終わった朋也は決心をつけます。
渚も応援してくれていたところに一本の電話が。
父の同僚だった木村さんから電話があったというので連絡してみると、朋也の父が逮捕されたと伝えられます。
何か拙いものを取引していたというのです。
この出来事のせいで朋也に来ていた引抜の話もご破算。
どこまでも父親に人生を狂わされる朋也は我慢の限界に来ていました。
それをいさめるのは渚。
二人は一緒に面会に行きますが、その場でも何も語らない父に、朋也は再び激昂。
面会所を飛び出し、手が怪我をすることもいとわずブロック塀に感情をぶつけます。
止める渚と崩れ落ちる朋也。
この場この時に朋也がしたプロポーズに、渚は是非もなくうんと応えるのです。


アフターストーリーはとにかくシリアスです。
芳野さんの過去話に始まり、岡崎父ののっぴきならない事情。
朋也と父の間の溝はどんどん深まっていきます。
渚はそれでも朋也を支え続けるわけで、自分も辛いだろうにこれはすごいと言わざるを得ません。
一気に結婚にまで関係が変わります。
まあ、既に新婚のような生活を続けているのでなるべくしてなっていると思いますが。
これからは正式に夫婦としての生活が始まるわけです。
結婚生活を描くアニメ。
まれに見る貴重な設定ですね。
こうなると次に出てくるのが…………。

とらドラ! 第12話「大橋高校文化祭【中編】」

2008.12.18 *Thu
文化祭クラス出し物はプロレスショーに決定。
準備は着々と進んでいます。
その間にも大河の父は、足しげく娘のマンションに通っている様子。
大河も努力してコミュニケーションをとろうとしています。
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父との接点が多くなってきた関係でしょう、大河の文化祭に対する姿勢にも変化が見られます。
その日、大河は川嶋に手土産のチョコ詰め合わせを持ってきていました。
それは川嶋のモデル仲間の間でも、なかなか手に入らないと評判の店のチョコ。
大河はそれを食べるようにと不自然なまでに強要します。
それもそのはず、それは交渉の為の材料。
その代わりに一回だけ主役を交代してほしいと持ちかけます。
あまりのしつこさにそれを承諾する川嶋です。
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そんな大河の心境の変化の理由を竜児から聞いた櫛枝、表情を一変させます。
大河の目を覚まさせなくては、と深刻な面持ちです。
竜児は納得いきません。
父親と和解する事が何故いけないのかと問います。
それに対して櫛枝は、大河の父親の人格を全面的に信頼していません。
決定的な認識のズレのもと、竜児と櫛枝は本気の喧嘩をしてしまいました。
大河が珍しく取り持ちに入りますが上手くいきません。
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竜児は速攻で落ち込んでいます。
慰めにやってきたのは川嶋。
クラス内でのフォローを受け持ってくれるなど、最近の川嶋は様子が変わってきました。
彼女曰く、自分は竜児と同じ道の一歩先を行くのだそうです。
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帰宅後。
大河のマンションはいつの間にか引越しの準備をし始めていました。
二人で住むため、大河の父が手配したのです。(この部屋をして狭いと仰る!!)
泰子は不満げです。
なんだか自分勝手なお父さんだよね、というのが感想。
泰子の認識では、大河もあわせて高須家は既に三人家族のようなものです。
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櫛枝と喧嘩したままの竜児は、大河からきちんと謝って仲直りするように言われました。

色々ありつつも、文化祭当日。
準備も整い円陣を組んでいざ公演開始です。(竜児のメイクは怖すぎるので却下)
竜児は櫛枝と仲直りできないままで文化祭を迎える事となりました。
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さて、プロレスショーの内容です。
ヒロインの川嶋亜美VS悪の手乗りタイガー・逢坂大河。
そんな悪の手先の悪行。
その例。
担任の恋ヶ窪ゆりの赤い糸を切ってしまおうとします。
恋ヶ窪さん半狂乱。
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クラスのみんなは手乗りタイガーによって洗脳済み。
そこに現る神様の助け、つまりクイズ。
この世で一番可愛いのは誰? という事で、アタックチャ~ンス!
川嶋亜美の大合唱で本人はニヤリ。
見事に洗脳が解けます。
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お膳立ても出来たところで本日のメインイベント!
川嶋亜美VS逢坂大河!
端っこでは、竜児がクラスメイト男子の妬みを一心に受けています。
台本どおりに川嶋の勝利で終了です。
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こんな感じでそれなりにウケたプロレスショーは順調です。
他のクラスの企画は↓な感じ。
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竜児たちも、ショーの合間に文化祭を楽しんでいます。
ですが、竜児は櫛枝と和解できていません。
大河もしきりに携帯を気にしています。
父親はまだ姿を見せません。
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そしてプロレスショーは全演目を終了。
ショーの成功に歓喜するクラスの一同。
その傍らで大河は浮かない表情です。
結局、大河が主役を演じることはなかったのでした。
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12話はなかなかに予想外の展開でした。
まさか竜児がみのりんと喧嘩をするとは思いませんでした。
だいぶ本気でやりあっていたので、それはそれは気まずいことでしょう。
すぐさま仲直りとはいかなそうです。
そしてみのりんの懸念を追認するかのような事態。
どうも大河の父親は色々とずれているようです。
印象深かったのは竜児のメイクが真面目に怖かった事。
それと恋ヶ窪ゆり先生の切ない暴走です。
ガッツリ笑えたぜ。
それはそれとして、とらドラのアニメは2クール予定なのでしょうか。
次回予告が最終回っぽくありませんでした。
わからなくなってしまったので大人しく次週を待つことにします。

魍魎の匣 第11話「魔窟の事」

2008.12.17 *Wed
久保竣公のバラバラ遺体が発見され、状況は再び不可解さを帯びる始めます。
考えてみればバラバラ事件が久保の犯行だったとしても、未解決なままの事件はまだあります。
加菜子殺害未遂事件。
須崎殺害事件。
加菜子誘拐事件。
いずれも解決していません。
そして京極堂は何かを隠している様子です。
関口らに問い詰められた京極堂は、仕方なしに重い口を開き始めます。

実は美馬坂とは旧知の仲だという京極堂。
戦時中に徴兵された京極堂は陸軍の研究施設に配属になっていました。
中でも件の箱型の建物は、美馬坂専用の帝国陸軍第十二特別施設でした。
京極堂はそこで美馬坂と働いた事があります。
京極堂は宗教的洗脳実験を強いられていました。
一方の美馬坂がしていた研究は不老不死について。
それは御伽噺ではなく、それこそ真面目に。
その当時、美馬坂は離婚の調停のために頻繁に相手方と書簡のやり取りをかわしていました。
相手の名は、美馬坂絹子…………。

青木の見舞いに訪れた京極堂たちは、木場が拳銃を手にして出て行ったらしいことを聞きます。
事態がのっぴきならないものになっている事を察知した京極堂と榎木津。
京極堂を置いて車に乗り込む三人。
京極は確認することが済んだらすぐに追いかけると言い残します。
榎木津が運転する車は関口の予想に反し、箱型研究施設ではない場所へ向かいます。
向かった先は美波絹子の家。
彼女を連れていよいよ本丸に向かいます。

その頃、美馬坂と対峙していた木場。
彼は美馬坂が自らの実験のため、少女の身体をバラバラにして使ったのだと考えていました。
美馬坂は馬鹿らしいと突っぱねますが、一旦火のついた暴走刑事は止まりません。
拳銃を美馬坂に突きつけます。
緊迫する空間に向かい、榎木津らは車を走らせます。


今まで触れられてこなかった美馬坂の過去が明らかにされました。
明かされたと言ってもほんのさわりですが…………。
それぞれが把握している情報が断片的なので、関連性がぼやけています。
この段階で把握できているのは京極堂ぐらいのものです。
榎木津はアプローチが常人離れしているので、この際、例外としてカウントしません。
その京極堂は遅れて現場に到着するのも、盛り上げる演出みたいなもの。
つまり山場も近いというわけです。
ラストに向けて綺麗に収まりきるのか。
スタッフの力量に期待。

とらドラ4!

2008.12.16 *Tue
とらドラ! 4 (4) (電撃文庫 た 20-6)とらドラ! 4 (4) (電撃文庫 た 20-6)
(2007/01/06)
竹宮 ゆゆこ

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夏休みです、とらドラ4!
アニメで省略された描写を探すのが目的となりつつあります。
(探すも何も、読んでりゃ気づくんですが)

その一。
バドミントンの竜児VS大河戦が描かれている。
大河の超人的運動能力が垣間見られます。
竜児は中学時代はバドミントン部だったようですが、その竜児を圧倒。
大河の場合、中学まで部活でテニスをしていたからバドミントンも上手くいくのでは、とか。
テニス経験者から言わせてもらえば、テニスとバドミントンは別物です。
そもそもテニスは手首を使いません。
テニス能力はこの際関係ないはずですが、それはそれ。
シャトルを地面にめる込ませる規格外には当てはまりません。

その二。
みのりんのホラー妄想が過激。
とにかく描写がグロいです。
読んでいるこっちが怖いです。
原作だと、別荘に行く車内で亜美がオチ付きの怪談話を披露しています。
それを聞いたみのりんの妄想が、エグくてグロい。
ホラーというよりスプラッタ系の怖さなんですが…………。

その他、細かい違いは多数です。
気になる人(特にみのりんの妄想肥大化)は読むべし。

喰霊 -零- 第11話「運命 乱 -うんめいのみだれ-」

2008.12.15 *Mon
勃発した土宮雅楽と諌山黄泉の対決。
緊迫した攻防が繰り広げられます。
その中で機先を制したのは雅楽。
黄泉をいったん捕らえますが、神楽を狙われ後手に回った雅楽、負傷します。
とどめを刺されそうになった刹那、二階堂桐氏が割って入ります。
一旦引く黄泉。
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黄泉が去った後も、対策室の被害は甚大です。
一騎の死に責任を感じる紀之。
雅楽も負傷を負って搬送されます。
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一時撤退した黄泉。
戦闘中は正気ではなかったらしく、自らの行為に戦慄、自害を試みます。
しかしそれもかないません。
殺生石は黄泉を生かし続けます。
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命は取り留めた雅楽ですが、負傷した身に白叡は耐えられるものではありません。
魂を食われるのも時間の問題です。
自分の死期を悟った雅楽。
こうなって初めて父親の顔を見せます。
そのおかげで神楽もやっと娘として雅楽に接する事ができます。
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一方、黄泉の討伐に乗り出した対策室。
室長と二階堂氏も現場に出ます。
相当な技術を見せる二氏。
黄泉を追い詰めます。
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しかしそう容易くはいきません。
黄泉は倒れず、乱紅蓮も健在。
岩端が負傷。
二階堂氏も負傷します。
それでも背水の陣で望む彼女達は引きません。
黄泉を撃つ事に専心します。
それでも犠牲は続き、ナブーも…………。
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戦いは終局へ。
神楽と雅楽は白叡の継承へ。
それは雅楽の死も意味します。
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一人戦地から出てきたのは黄泉。
そして白叡を継承した神楽。
マイケル師匠から渡された舞蹴拾参號を手に、向かうは…………。
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さて、どんどん死にます11話。
室長のアクションには目を見張りましたが、なんと言っても二階堂氏。
やべえ、かっこいいっす。
それでも倒せない黄泉はチートすぎると思います。
乱紅蓮も破格の能力。
若本さん…………もといナブーも死んでしまいましたし。
まあ、原作だと一人だけらしいのでそれはわかっていたんですけどね。
次は神楽と黄泉の決戦になりそうな予感。
アクションなので作画には頑張って欲しいものです。

かんなぎ 第11話「でも、あやふや」

2008.12.14 *Sun
さて、今日のロリっ子キューティーは、なんだかカボチャっぽい敵が登場。
こ、これは、まさか…………。
某教育番組の大人気マスコットに違いないっ!!
どうやら強敵らしく、ロリっ子キューティーは新デバイスを使用。
お約束の新アイテム登場ってやつです。
ナギはハマリまくっています。
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最近ではケガレ退治がご無沙汰になっています。
ナギはおおぬさの新調を求めますが、仁は却下します。
ざんげちゃんはアイドル活動で信仰集めを継続中。
御厨家にかかって来るイタ電も継続中です。(ざんげちゃんと大鉄がらみ)
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一旦はおおぬさの新調を拒否した仁。
使い古されたおおぬさを見て思うところがあったのでしょう。
ナギが風呂から出ると、おおぬさが綺麗に手入れされていました。
ナギは心機一転、ケガレ退治に意気込みます。

翌日の学校で、早速ケガレを追いかけるナギ。
手伝いに入った仁はケガレを追いかけて運悪く窓から落下してしまいます。
災難は終わりません。
廊下を歩けば仁が両刀だという噂でもちきり。
大鉄と会話を交わすこともままなりません。
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紫乃曰く、御厨にモテ期がやってきた。
モテ期については画像参照。
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それもこれも元を正せばナギが原因です。
このままでは身が持たないと判断した仁は、ナギの行動目的を明確にしようと考えます。
ナギの答えはケガレを退治することが目的、というもの。
それ以上の情報も以下の情報ももたらされません。
何故この街にだけ虫型のケガレが発生するのか。
ケガレがたまると何が悪いのか。
どうしてナギがそれを退治するのか。
何一つわかりません。
問い詰めると例のごとく怒り出すナギですが、なおも仁が問い詰めるとナギは泣きそうな表情を残して去っていきました。
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仁がもやもやしていると、鈴城先生が登場。
流れから、ナギについての相談をします。
鈴城先生からもたらされたのは悪魔憑きや霊媒体質の存在。
神道の神の多様性。
相手の正体を見極める必要性を示します。
彼女達は自分の目的のために神を騙っているか、自分が神だと思い込んでいるかのどちらかだ、と。
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その頃、自分でもわからないままにイライラしていたナギ。
自分の中に思考を向けていました。
そして気づきます。
自分がなんなのかわからない。
それがわからないことにすら自分は気づいていなかったのだと。
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仁は合祀された神社について調べ始めますが、本にはほとんど情報がありません。
仕方なく直接当事者に聞こうと思っていると、図書カードが本から滑り落ちます。
その貸し出し記録には、ナギの名前がありました。
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11話にして一転してシリアスモードに突入です。
ナギが本当に神様なのか、その真偽を問いかける話です。
神のアイデンティティを問うストーリー。
うーん、なんだが現代的です。
仁も自分探しを続けている真っ最中ですし、この漫画、実は青春物語だったのでしょうか。
アニメでは独自の演出がなされていまして、若干コメディテイストが強めです。
冒頭でもやりたい放題です。
中盤のギャルゲ仕様も同じく。
まあ、これぐらいやった方がバランスは取れるかもしれません。
次回のオリジナル演出も期待しています。

とらドラ3!

2008.12.13 *Sat
とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)
(2006/09)
竹宮 ゆゆこ

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アニメがそろそろ終盤を迎えつつあるとらドラ!
原作の三巻はアニメの7話と8話に相当します。
水泳勝負のストーリーですね。

原作の冒頭はインコちゃんの災難から始まっていました。
ストレスによって動物病院にまで行く羽目になったインコちゃん。
憐れです。
それだけ大河と竜児の軋轢が目に見えるものだという事で。
アニメに比べると大河の不機嫌期間が長くなっているように思われます。
ラストの叫びに向けていくつか伏線が張られていた事も判明しました。
とはいえ基本的なシナリオはそのままに。

小説の強みである細かい描写が効いています。
アニメでは最近ご無沙汰ですが、小説だと竜児の目つきの悪さを表現の手法として利用しています。
今回はちょっと多用しすぎの感が否めませんでしたが、まあ面白いでしょう。

それにしてもこの作者、あとがきの話題がメシの事ばっかりだなあ…………。

CLANNAD ~AFTER STORY~ 第11話「約束の創立者祭」

2008.12.12 *Fri
朋也が就職して数日。
仕事には少しずつ慣れてきている朋也ですが、まだ疲れは残ります。
渚は朋也を心配して毎日やって来てくれています。
渚のおかげでもっていると言っても過言ではないこの状況。
当の渚は、疲れている朋也に学校での話を聞かせることにためらいがある様子です。
朋也は仕事の途中で偶然に父親を通した知り合いに会います。
そんなところでも自分の生活領域が広がっている実感を得る朋也です。
そんな調子で、働きづめの朋也は渚との時間が取れていませんでしたが、次の日曜日はどこかに出かけようかともちかけます。
しかし、その日には模試があるため、渚は都合がつきません。
どうもすれ違い気味の二人です。
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渚が予定を空けられない代わりとばかりに、秋生が朋也を連れ出します。
彼曰く、大人の遊びを教えてくれるらしい。
向かった先は秋生行きつけのおもちゃ屋。
現れた爺さんがおもちゃのライトサーベルでいきなり襲い掛かってきます。
そして何故か秋生との一騎打ちに。
唖然としていた朋也でしたが、二人の対戦に巻き込まれてぶったたかれます。
二人は以前から対決する仲のようです。
戦歴は爺さんの123勝171敗32引き分け。
こいつら、300戦以上をこなしております…………。
しかし本番はこれから。
爺さんが取り出したベンガルオオトカゲを早苗さんの背中に入れて脅かすのがメインらしいです。
呆れ顔の朋也に比べて、秋生は非常に良い笑顔です。
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久しぶりに会った早苗さん。
嫌いなものはピンポイントにもベンガルオオトカゲだそうです。
秋生の誘導に従って、朋也は申し訳ないと思いながらも作戦を実行。
早苗さんは秋生の予想を超えたリアクションを起こし、走って出て行ってしまいます。
いつものごとく早苗さんを追いかける秋生。
朋也が店の外に出ると、お隣さんに会います。
騒がせて申し訳ないと思う朋也ですが、ご近所さんはむしろ毎日が楽しくて良いと思っている様子です。
店番を引き受けてくれるなど、理解があります。
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その日の夜。
渚は嬉しげです。
古河夫妻と一緒に走り回ったのは朋也が初めてということで、今日は三人の仲がとっても深まったと、そういうわけです。
そして話題は創立者祭に。
朋也と一緒に楽しみたいという渚の言葉に応えることを約束する朋也です。
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職場における朋也の評価も上々。
朋也は、仕事がこれからさらに忙しくなるであろうことを知ります。
もしかすると創立者祭にも行けなくなるかも知れません。
その事実を渚に伝えると、渚は文句も言わずに理解を示します。
それが一層やりきれない朋也です。
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右肩にハンデがある朋也はそれを隠して仕事をしていました。
ですがいつまでも隠し通せるものでもなく、芳野さんに看破されてしまいます。
攻めるよりむしろフォローする言葉をかけてくれる芳野さん。
感極まった朋也です。
そして退社真際の時間。
事務のミスで、一つだけ作業場所を飛ばしてしまっていたことが判明。
朋也が一人で現場に向かいます。
後から芳野さんがやってきて確認をし、そのままOKがでました。
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日は変わって創立者祭当日。
渚を送り出した直後に、朋也に電話がかかってきます。
それでやっと自分のミスが発覚します。
そもそも監督の自分がミスにすぐ気づけなかったのが問題だとする芳野さん。
朋也と渚がデートをすることを知ってたこともあるのでしょう、一人で対処していました。
朋也はどうしても自分で責任を取ろうとするので、仕方なく折れたのは芳野さんです。
結局創立者祭には間に合うわけがありません。
夕方になって朋也が校門に辿り着くと、渚は一人で待っていました。
きっと仕事だったのだろうと、渚は怒りもしません。
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翌日は怒られる事を覚悟して出社する朋也でしたが、全くそんなことはありません。
芳野さんからは、仕事に対する美学とでも言いましょうか、アツいメッセージを送られます。
感動しているっぽい朋也ですが、同僚は苦笑いです。
その日から、朋也の名札も正式なものとなったのでした。
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だいぶトゥルーエンドらしい展開になってきています。
なれない社会にもまれる朋也。
毎日のように朝晩と世話を焼いている渚が献身的です。
なんであんなに物分かりが良いんでしょうか。
少しぐらい文句を言わないと、朋也がかえっていたたまれないのではないかと思ってしまいます。
おっさんと早苗さんは相も変わらず和ませ役を演じておられます。
アフターはどうしてもシリアスよりになるので、この二人の存在は貴重です。
子供心を忘れないおっさんは素晴らしい大人だと思います。
その相手をしている爺さんも素晴らしい。
ついでに言うなら、はげっぷりも素晴らしいの一言に尽きます。
それはそれとして、原作を知っていても次回が楽しみです。

とらドラ! 第11話「大橋高校文化祭・前編」

2008.12.11 *Thu
夏休みが終わり二学期に突入。
竜児と大河、櫛枝が校門で挨拶をかわしていると春田が現れます。
何故かハイテンションな春田は、夏休みに何かあったわけではありません。
彼の頭は次なるイベント、文化祭で占められています。
話し半ばで現れた恋ヶ窪ゆり(30歳!)は陰気です。
とうとう三十路に突入してしまった彼女。
ものすごい勢いでやっかんでおります。

さて、場面は生徒会室。
重々しい雰囲気での会議の議題は文化祭についてです。
現会長ですら例年の因習を破壊できずに、今年も文化祭の開催は一日のみ。
しかしただで妥協しないのが会長です。
教師陣との折衝の末、素晴らしいアドバンテージを手に入れたようです。

一方、実は文化祭実行委員である春田。
女子の非日常的姿(春田談)を拝むために、男性陣の意思統一を図ろうとします。
そこは男子。
北村の妙案もあり、即刻コンセンサスが取れました。

大河はというと、携帯にくる連絡を無視しており、なにやら訳ありの様子。
それでも竜児をこき使ういつもの姿は変わらず、体育の時間に破いたジャージの修復を竜児にさせます。
高須家に戻っての作業。
その場面でも誰かからの連絡が来ますが、大河は再び無視。
気になる竜児が問い詰めると、大河はうるさそうにしながらも相手が父親である事を告げます。
それを聞いた竜児は話ぐらい聞いたらいいと言いますが、大河はクソジジイとは話したくない。
その言い草に竜児は噛み付きますが、大河は取り付く島がありません。
インコちゃんと泰子の闖入もあり、その件は一旦うやむやに。

そしてクラスのホームルーム。
議題は文化祭のクラス展示とミスコンの出場者の決定。
亜美はミスコンの司会なのでエントリーできません。
そのお鉢は大河に回ってしまいます(北村の押さえで結局そのまま決定)。
すぐさま議題はクラス展示に。
示し合わせたように(というか、明らかに示し合わせている)能登がコスプレ喫茶を提案。
女性陣からは一斉にブーイング。
混乱するクラスの中、櫛枝一人がおもむろに立ち上がり提案らしきものをし始めます。
ただし誰一人聞いておらず…………。
櫛枝の様子も奇妙です。興奮で鼻血を噴出。
お化け屋敷がやりたかったらしいですが、却下以前に意見が伝わりません。
恋ヶ窪ゆり(30歳!)が水を差した事もあり事態は混迷を極めます。
仕方なく投票を採用する春田。
男性陣は当然多数決をするものだと思っていましたが…………。
少々アレな春田はくじ引きをしてしまいます。
その結果、プロレスショーに。

さて、帰り際にコンビニにより生活費を引き出そうとする大河。
しかし何故か残高はゼロに。
電話に出ない大河に対して、父親が残高を引き上げたものと思われます。
怒り心頭に発する大河の取った行動は、
竜児を父親と合わせるというもの。
目に見えて落ち込む大河の父親は多少変わった人であるようです。
どうしても大河に会いたいがためにあんな事までした模様。
再婚相手と別れて大河と再び暮らしたいと言う父の思いがそこにあります。
竜児は大河と父親を合わせたいと思いますが、大河はかたくなです。

それとは別に、クラス展示の準備は進みます。
予想に反してそこそこの内容に仕上がっている台本を見て、ある程度のやる気を見せる面々。
ちなみに大河と竜児は悪役です。
当然文句を垂れる大河ですが、川嶋の誘導によっていつの間にか練習に突入しています。
なんだか雰囲気が変わってきている川嶋さんです。

その帰り。
大河の帰りを待ち構えていた父親を前にして、大河は蹴りを一発、無視します。
いよいよ我慢ならない竜児は嫌がる大河を押さえつけ、説得を試みます。
当初は大河のためと思っていた竜児ですが、話していくうちに、もしや自分のコンプレックスの押し付けなのではとの危惧にいたります。
が、先に折れたのは大河。
竜児がそこまで言うなら、と素直に父親と交流に向かいます。
それを見る竜児の心境はどうしても複雑になってしまうのでした。



どうやら話が終わりに向かって進み始めたようです。
大河の父親が出てきて、多少深刻な展開が待っているような気がします。
その一方では文化祭が催されるようですから、その二つがどうやって物語に組み込まれていくのかが鍵でしょうか。
文化祭でコメディ調。
父との話でシリアス調。
と、こんな区分けを意図しているのかもしれません。
そんなことは全くない可能性もありますが…………。
次回が中編ということは、全十三話アニメなんですね。
終わり方がある程度想像つく一方で、次回の展開がわからないなりに期待したいと思います。

魍魎の匣 第10話「鬼の事」

2008.12.10 *Wed
冒頭、とうとう京極堂が重い腰を上げ、自ら出向きます。
その姿は黒一色に彩られています。
黒衣の男となった京極堂は関口とともに目眩坂を降りていきます。

それより少し前。
青木からもたらされた、楠本頼子の腕発見の一報が久保竣公の疑いを濃厚にします。
久保の出世作の存在が、彼が御筥様の影の首謀者である事を表している言う京極堂。
久保は幼少期を福岡、青年期を伊勢神宮の外宮ですごしている。
この二つの地域から寺田兵衛と久保の縁が浮き出てくる。
何故なら御筥様の祝詞は、伊勢神宮の祝詞をよく知っている者でなければ作れないから。
また、久保が幼少期を過ごした近くの山には鬼を祭った神社がある。
その御神体は箱であり、深密の御筥様と呼ばれている…………。

京極堂は関口と榎木津を伴い、御筥様の家へ乗り込みます。
関口に魍魎が憑いたというハッタリで押し入ります。
そして兵衛が祓おうとする以前に意味深な事を言い出す京極堂。
説明もせずに去ろうとする京極堂は、去り際に手伝い女性の腹痛を言い当てたり、兵衛の目の異常を匂わせたりして周囲の自分に対する目を操作し始めます。
御筥様を鬼門に配置する事の的外れさ。
陰陽師が行うへんばいと、御筥様が行う床を踏み鳴らす動作の類似性。
魍魎に対する認識の不完全さ。
兵衛のハリボテは次々と剥ぎ取られていきます。
さらに御筥様の箱が単なる透視能力実験の器具だった事も知らされ、兵衛は呆然。
それでも兵衛のお祓いは機能している。中途半端に。
だからこの部屋には良くないものが充満しているのだと。

それでも完璧には京極堂が『本物』であることを信じきれない兵衛。
京極堂は御筥様の本当の御神体が、兵衛の背後に置かれている血で彩られた金属製の箱であり、中には『彼』の指が入っていることを言い当てます。
ここにいたり、兵衛のつき物は落ちます。

兵衛は全てを語り、喜捨も返していくことを誓います。
兵衛が出生した後、兵衛の妻つまり久保の母親の病気は悪化し、故意か偶然か、久保は左右の指を鋼鉄の箱で切断してしまったらしい。
その後は母親に連れられて九州、伊勢と転々。
最近になって突如として兵衛の元に戻り、自分の指を返してくれと言ったそうだ。
それ以来、兵衛は久保の言いなりだった。
京極堂が女の腹痛を言い当てられたのはヤマを張っただけ。
兵衛の目の異常は白内障だった。
京極堂はまだ何かを隠しているようですが、久保が逮捕されれば一連の事件は終わると言います。

その久保を捕らえに出向いた青木たち。
突然部屋から飛び出した久保の攻撃に負傷をおい、久保も逃がしてしまいます。
朦朧とする意識の中で青木が部屋の中の箱を開けると、その中には頼子が納まっていました。

そして10月1日。
久保がバラバラ遺体で発見された報により、事件はふりだしに戻ってしまいました。


こんな感じで第十話。
寺田兵衛と久保竣公の間の繋がりが明かされました。
久保は兵衛の息子だったわけです。
事前の説明もなしで、会話の中では既定の事実のように扱われていたように思われましたが、気のせいでしょうか?
それとも尺がなかったのでしょうか。
ともあれ、バラバラ事件の主犯とも思われていた久保が死んで、再び混迷してきました。
既に話を忘れてしまっているので、この後の展開も気になります。
ただ、犯人だけは覚えてるんですよね…………。

別冊 図書館戦争Ⅱ

2008.12.09 *Tue
別冊 図書館戦争〈2〉別冊 図書館戦争〈2〉
(2008/08)
有川 浩

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図書館戦争四部作の続き物となる別冊シリーズの第二巻。
手元に来るまでずいぶん待たされましたが、やっと読むことが出来ました。
これで図書館戦争シリーズも完結です。
そう思うと読み終えてしまうのが多少もったいなく思ったりしました。

堂上夫妻はその夫婦間の関係がだいぶ安定しているので、もはやほとんどドラマチックな展開にはなりません。
そんなわけで、物語はおのずから別の登場人物にフォーカスされています。
図書館特殊部隊副隊長の緒方の学生時代の話に始まり、堂上と小牧が新米だった頃の話と続き、最後は柴崎と手塚の話になります。

柴崎をメインに据えてこれだけ引っ張った話は、この巻が初めてでしょう。
先回りして参考文献を見たところストーカー関連の文献がならんでいるので、今回はこれで展開させていくんだなあ、と事前に心の準備はしていました。
していたんですが、やはりセンシティブでえげつない話が延々と続いたため、読んでいるこっちが若干欝になりそうに。
フィクションだと思って読んでいても苦々しいので、これが現実に起こり得るのかと考えると辟易してしまいます。
人間関係の恐ろしさと面倒臭さを垣間見た思いです。

こんな書き方をするとラブコメではないようですが、そんな事はありません。
別冊二巻も全体を通せば完璧にラブコメ仕様です。
ベタベタ路線は変わらず。
好きな人はたまらない点も変わりません。
そこは安心して読めます。

それにしても最終巻だというのにヒロインがあまり注目されていません。
ほとんど柴崎と手塚に持っていかれています。
まあ、本人は幸せになったんだからいいんですかね。

喰霊 -零- 第10話「悲劇 裏 -ひげきのうら-」

2008.12.08 *Mon
黄泉の見舞いに一度も行っていない紀之。
何をしていたのかと言えば、冥の死亡に関わる真実を明かそうと探っていました。
それもこれも、黄泉に対する自分の態度と決意を固めるため。
しかしその間に黄泉は病室から消えてしまっていました。

自分が最後まで読みを信じてあげられなかった事を嘆く神楽。
黄泉が消えたのが自分の責任であるかのように感じています。
そんな神楽を慰めて励ますのは、例の友人二人。
誰でもすれ違う事はある。
今の神楽ができる事、そしてすべき事はお務めしかありません。

とうとう物語は始まりに行き着きます。

北池袋の高速に現れるカテゴリB。
集結する対策班。
次々現れるカテゴリD.
そして失踪していた黄泉の再来。
舞台は共同口に移っていきます。

神楽と紀之は途中で二手に分かれますが、第二話では紀之の動向が描かれていません。
黄泉が先に姿を見せた相手は神楽ではなく紀之。
紀之は自分が病院を訪ねなかった理由と考えを伝えますが、黄泉にとっては既に遅く。
既に生きるものに累を及ぼす存在となってしまった黄泉。
自らを殺すよう、紀之に言います。
躊躇する紀之に追い討ちをかけるように見せ付けられたのは、乱紅蓮に捕らえられた一騎。
殺さなければ一騎を殺すと迫り、一騎の身体を傷つけていきます。
一騎も黄泉は既に手遅れだと判断し、黄泉を殺すように訴えますが、紀之は動けません。
なぶられ続けた一騎は最後には黄泉の手に掛かり絶命します。

黄泉と対峙する神楽の元に、紀之はやってこられません。
何故なら紀之は『意気地なしだから』。

戦いの果てに捕らえられた神楽。
そこに助けに入ったのが神楽の父、土宮雅楽。
雅楽は喰霊・白叡を呼び出し……。


今回は手に汗握る展開でした。
第一話と二話の時系列にまで戻ってきています。
第九話とのタイムラグが思いのほか短く、その意味では意表を突かれました。
第二話では語られなかった陰惨な展開は溜息ものです。
一騎のあっけなくも悲惨な死亡シーンが欝です。
インパクトが強いもんだから、今回のキャプ画は自重してしまいました。
まあ、原作にはいないっぽいのでいつかは死ぬだろうと思ってたんですけど……。
愛するものを、愛を信じて殺せるか。
紀之は殺せなかったわけですね。
心の準備なしで決断を迫られるほうとしては酷だと思わざるをえませんが、重要な選択を迫られるシーンなんて大抵は唐突に訪れるものなのかもしれません。

かんなぎ 第10話「カラオケ戦士マイク貴子」

2008.12.07 *Sun
みんなで来ましたカラオケボックス!
ということで、今回は親睦を兼ねたカラオケ交流です。
そういう設定なんだ……。
そしてアバンからヤマカンはやってくれました。
これはどう見てもらき☆すたのエンディングオマージュです。
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それはともかく、席順を決める段階から複雑な人間関係が透けて見える人たち(主に仁とつぐみ、ざんげちゃん)。
ざんげちゃんの巧みな誘導で、仁は自然とざんげちゃんの隣に。
すでにつぐみとざんげちゃんによる水面下の対立が始まっています。
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じゃんけんの結果、つぐみがトップバッターに決まります。
歌い慣れないながらも懸命に歌うつぐみ。
その様子を見て貴子さんは悦に入っております。
紫乃さんの仰るとおり、貴子さんは変態な人です。
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二番手は大鉄。
初めてのカラオケだと言うのに、大鉄はやたらと巧いです。
魅惑の低音という評価は的を射ていると思います。
大鉄の歌声を聴いた仁は、かなり対抗意識を燃やしているようです。
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三番手の秋葉。
本人としては空気を読んで流行歌を歌おうとしますが、貴子さんがそれを許しません。
勝手にニッチなアニソンを入れたりと、とにかく秋葉にアニソンを歌わせようとします。
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その頃、顔を洗って気合を入れていた仁。
戻ろうとしたところ、部屋を間違えてしまいます。
中にはなにやら見たことのある四人組が……。
どう見てもこなた他です、本当にありがとうございました。
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本来の部屋では、結局秋葉がオススメのアニソンを歌わされる嵌めに。
(貴子の)期待に反してそこそこ普通の歌だったため、部屋の空気は微妙なものになっています。
戻ってきた仁にジュースを頼むなど、秋葉の扱いはかなりぞんざい。
歌い終わった秋葉はいたたまれなかったのでしょう。
盛り下がっただろ!? オタクなめんな、バーカ!! と叫びます。
すげなくうぜえ、と仰る貴子さんはひどい人です。
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次が仁の順番です。
初めてのカラオケに気負っている仁は、まだ曲も決めていません。
つぐみがデュエットしようと提案しますが、そんなことするぐらいなら一人で歌うという仁。
歌い始めますが、上手くもなく下手でもなく、コメントしにくい事はなはだしいです。
そこに店員さんが入ってきたものだから、仁は気恥ずかしくてたまりません。
声がどんどん小さくなっていきましたが、頑張って最後まで歌いました。
ああ、店員さんがあきらさまにしか見えないのは何かの間違いです、きっと。
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仁が部屋を飛び出したのに続き、数名がトイレ休憩。
かえって来た仁は、またもやつぐみの隣には座らず、今度は大鉄の隣に座ります。

そして待ちに待ったナギ様の順番です。
選曲は、「どっこい食品 ハロー大豆の歌」。
直立不動で熱唱です。
これには流石の貴子さんも言葉を失います。
ナギは近くのTATSUYA(TSUTAYAじゃないです)でレンタルして覚えたらしいです。
仁の証言に寄れば、ナギはこの類の歌しか借りてこない子だそうです。
「スーパーしりげやのテーマ」も歌えるらしい。
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イロモノの次はとうとうこの時が来てしまいました、貴子さんのターンです。
色々と言いたい放題だった貴子さんの歌唱力の程は……。
周囲を絶句させるほどの上手さです。
でもアニメ声。
ぶっちゃけキモイ。
キモイが上手い。
振り付けも完璧。
セリフも饒舌。
でもキモイ。
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貴子さんの知られざる一面にただただ戸惑う(紫乃さんを除く)一同。
何故振り付けまで完璧なのか?
何故丸々シングルカットできるほどのクオリティなのか?
そもそもこの歌を歌うのが許されるのは十代限定なのでは?(いや、十代ですけどね)
なぜかと問われれば、反動だからと返す。
……うん、納得です。
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さあさあ、トリは(原作ではいなかった)ざんげちゃん。
歌う前から仁にアプローチをかけ続けています。
いざ歌い始めると……、判に押したような音痴っぷりです。
だが可愛い。
可愛いが下手。
貴子さんと逆の路線です。
途中からは歌うという目的が摩り替わってしまい、なんだかよくわからない終わり方をします。
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なかなかにスリリングだったカラオケ交流会も終わりました。
帰り道で、仁はあることに思い至ります。
そう、紫乃先輩だけは歌っていません。
文句を言うと、貴子さんが一言。
紫乃さんは歌わせると目が開くから駄目。
しかし、どうしてもと言うのなら……!
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今回は先週から楽しみにしていました。
そして冒頭から暴走しています。
らき☆すたネタを入れまくってきました。
知らない人には分からないと思われますが、どうせ視聴者の層は被っているから問題ありません。
加えて予想通りの歌の応酬。
一人ひとりの歌にあてられた尺が長いです。
やはりキャラソンニする気まんまんなのでしょうか?
声優さんは上手く歌ったり下手に歌ったりと大変そうです。
ただ上手く歌えれば良いってもんでもないんですね。
何よりもツボだったのは、やはり「ハロー大豆の歌」と「スーパーしりげやのテーマ」。
後者はEDになっていたので、これにも意表を突かれました。
制作陣の熱意をひしひしと感じた回でした。
今、ハロー大豆としりげやが頭の中でループしています。

文庫版 絡新婦の理

2008.12.06 *Sat
文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)
(2002/09)
京極 夏彦

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京極堂シリーズ第五弾です。
このシリーズは同時並列的に異なる事件が発生し、それが次第に思わぬ関連性で結びついていく、という特徴を持った展開を見せていきます。
絡新婦の理ではその傾向がより顕著に現れています。

個々の事件はそれぞれ独立していると考えられるうえに、様々な偶然性に下支えされているように見受けられます。
しかしお互いの事件には何らかの類似構造、あるいは糸を繰るものの存在が薄っすらと見え隠れします。
個人が自由意志に基づいて行動していると思うのは当たり前ですが、今回の犯人はそれすらも計算し読み込んでいます。
それゆえ自由意志と思っているものでも、事件に関係する行動はすべからく犯人に誘導された行動であり、操作された意思行動になってしまいます。
さしもの京極堂ですらその例外にはなりえません。

卓越した言葉の波によって展開していく、因果の糸の物語。
ここまでの精緻で複雑な事象を作りこむ作者の技能には舌を巻きます。
破綻していないのがちょっと不思議なくらいです。

また今回はフェミニズムという繊細なものを扱った面があります。
フェミニズムと言うと女性権利拡大がうたわれるものですが、正確かつ的確に活動するためには、ずいぶんと考える必要がある物事が多いようです。
女性の権利を擁護するつもりの論調が、実は男根主義的思想に基づいたものであることは往々にしてあるのでしょう。それは女性にとっても例外ではないのかもしれません。

京極堂シリーズはいつも面白いうえに勉強になります。
ありがたいことです。

CLANNAD ~AFTER STORY~ 第10話「始まりの季節」

2008.12.05 *Fri
高校を卒業した朋也。
これで晴れてプータロー……になるわけにも行きません。
秋生と早苗の提案で、朋也は古河パンで働く事にします。
これを機に早苗さんは呼び方も、岡崎さんから朋也さんに変更します。
その理由を、(朋也は)もう家族同然だからという早苗さん。
渚の体調もかなり良くなってきました。
朋也が働き始めるとの時を同じくして、渚も学校に復帰します。
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生まれて初めて働く経験をする朋也。
秋生と早苗さんに教えられながら仕事を覚えます。
朋也は働きながらも渚が気がかりですが、学校について行くことは出来ません。
この立場になって、朋也は初めて秋生と早苗さんの気持ちが理解できました。
コントまがいのやりとりも、渚を笑顔にする大事なコミュニケーションという訳。
ちなみに今回も出ました早苗さん特製パン。
その名もゼリーパン。
この見た目……。製作過程が気になって仕方ありません。
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渚は毎日休まず学校に通います。
部活説明会の日には演説を覚え、緊張の面持ちで登校していきました。
帰ってきた渚は上手くいったと言いますが、朋也にはそれが嘘であるとバレバレ。
本当はあまり上手くいかなかったようです。
クラスでも浮いてしまっている渚。
それでも辛そうな様子を見せまいとします。
しかし、結局部員は集まらず。演劇部は自然消滅してしまいました。
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古川家に世話になりっぱなしで中途半端な自分をどうにかしたい朋也。
道であった芳野さんは今日も仕事をしています。
朋也は不動産屋で部屋の相場をチェックしてみますが、やはりそれなりに値が張る。
閉塞感に包まれる朋也は、久しぶりに藤林姉妹と会います。
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藤林姉妹は専門学校に通っているので忙しい毎日を送っています。
杏がまだプータローしてるの? と茶化して聞くと、朋也は自嘲気味に肯定。
杏は丸くなった朋也にちょっと肩透かしを食らった感じです。
朋也が部屋を探していたことを話すと、折り良く安い部屋の情報が涼から伝えられます。
それを聞いた朋也は一念発起。
自立の一歩のため、芳野さんの会社で働かせてもらおうと決意し、頼みに行きます。
古川家も出て行くことにしました。
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家を出て行く前。
キャッチボールをする朋也と秋生です。
助けが必要になったら遠慮なく言え、と言う秋生です。
どこまで面倒見が良いのでしょう、このおっさん。
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必要最低限の荷物を運び入れて、いよいよ朋也の独り暮らしが始まります。
朋也は妙に渚を意識してしまっています。
渚は帰り際に、引っ越した事をきちんと父親に伝えて欲しいと朋也に言います。
口ではわかったと言う朋也は、本当にそうしたかどうか疑わしいです。
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独り暮らし初めての夜はなかなか寝付けなかった朋也。
翌日は渚が起こしに来てくれ、朝ごはんも作ってくれます。
初出勤する朋也は帰宅時間が不明ですが、それでも待っていると言う渚。
朋也の頬も緩んでます。
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そして始まる初仕事。
芳野さんは朋也の雰囲気が見違えたと言います。
単なる子どもから、大人になろうと賢明にあがいている子どもに見える、ぐらいの変化ですが。
仕事はかなりハードです。
危険が付きまとう作業だからこそ、芳野さんも細かなミスを許しません。
体力的にもかなり堪える様で、さしもの朋也も体中ギシギシする感覚です。
仕事があがった頃には、しゃがみこんでしまうほどの疲労がたまっています。
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家に帰った朋也は、玄関先でばたんきゅー。
待っていた渚は驚きます。
夕食の席でも疲れが抜けない様子の朋也。
渚の話も満足に聞けていない状態です。
それでも渚の話を聞きたいと言いますが、朋也のまぶたは今にも閉じてしまいそう。
仕事初日はこうして過ぎていきました。
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今回で朋也が就職するところまで話が進みました。
それまではおっさんたちに世話になっていたわけです。
よくよく古河さんちは面倒見が良いです。
ここまでよくしてくれる人は普通いないでしょう。
家を出た後まで気にかけてくれたりと、実の親以上に親身にしてくれています。
朋也と渚の関係もだいぶ板についてきています。
自分の部屋に通ってくれる渚に朋也がニヤケ顔になるあたりは初々しいです。
だいぶ同棲あるいは決行を意識し始めている模様。
新婚っぽい雰囲気は出始めています。
彼女が朝飯を作りに来てくれるなんて、なんて幸せな奴なんだ。

とらドラ! 第10話「花火」

2008.12.04 *Thu
不可解体験のせいで眠れなかった竜児と大河。
朝早くの元気の出ない状態で対櫛枝計画を話していたところに、北村が登場。
櫛枝が本当はホラー好きという大河の話を信じた北村も手伝うと言い出します。
川嶋も仲間に引き入れるそうです。
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この日の朝飯もほとんど竜児が作ってしまいます。
櫛枝も途中から進んで手伝います。
なかなかの腕を見せる櫛枝は、両親が共働きかつ高校球児の弟がいる影響で料理はなれているようです。
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櫛枝も竜児の料理の腕を褒めます。
そんな竜児の側面を知ることができてちょっと優越感などと言われ、竜児はキョドリ……。
櫛枝! と思わず叫ぶ竜児。
なんだい? たきゃすきゅん! と答える櫛枝。
朝から彼女はテンション高いです。
事のついででしょうか、櫛枝は昨日の話は内緒にしておいてくれと言います。
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今日の予定。
飯の後は海で遊びます。
川嶋だけなかなか出てこないので竜児が呼びに行きます。
一人で自分に見とれていたらしい川嶋は竜児にちょっかいを出します。
さらに櫛枝を楽しませようとする竜児の真意を問おうと、五秒以内に返事をしなければ手伝うのをやめると言うのです。
結局無言を貫いた竜児。
川嶋が手伝うのをやめると言い出したので、北村が一人で洞窟に準備をしにいきます。
おトイレ宣言を女性人に堂々として洞窟に向かいました。
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昼に差し掛かり、一同はランチです。
メニューは竜児と櫛枝が作ったサンドイッチ。
そこに戻った北村。
北村が洞窟の話題を出そうとすると、協力を拒否していたはずの川嶋が先にその話題を口にします。
そして現地に向かう一行。
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予想外におどろおどろしい感じの洞窟に、櫛枝は若干引き気味。
そこは北村が先導してどんどん中に入っていきます。
中には北村プロデュースの演出ポイントが三つあるようですが……。
一つ目は油揚げ攻撃。
二つ目はケチャップで書いた血を模した文字。
クオリティの低さに呆れた様子の竜児と川嶋に言わせると、北村は頭はいいけどアホな人です。
そんな中に紛れるようにあった海草と髪の毛を発見した竜児。
櫛枝のみならず大河と竜児も恐怖を感じ始めます。
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にもかかわらず、あほらしくなったらしい川嶋が一人離脱。
心配になった竜児が追いかけます。
追いかけてきた竜児に、川嶋が再びアプローチらしき態度を取ってきます。
迷ったと嘘をついてからかったりも。
嘘と知った竜児は、川嶋を油揚げでぺちぺち。
竜児に櫛枝は合わないという川嶋。
憧れているだけでは対等に離れないからだと言います。
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二人の話をさえぎるように聞こえたのは櫛枝の悲鳴。
走って北村たちに追いつくと、櫛枝一人が洞窟の先に消えてしまっています。
追いかけた北村も悲鳴とともにかえって来ません。
どうとでもなれという精神で大河が特攻しますが、大河ももがくような声を上げます。
すると何故か冷静な様子で大河を救助する櫛枝と北村の声が。
竜児たちの前に現れた櫛枝と北村。
櫛枝は犯人は私だ~!、と……。
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実は竜児と大河のたくらみはばれていました。
昨夜の竜児の部屋の髪の毛と大河の部屋の散らかった服は、櫛枝と北村の仕業。
櫛枝が北村を誘って竜児と大河を逆に脅かしてやろうという魂胆です。
しかも、櫛枝は本当にホラーが好きなのだそうで。
怖がるふりは脅かしてもらって楽しむための演技でした。
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真実が判明したところで、最後の夜の花火です。
竜児は律儀にも、私がいなくなったら寂しいかという川嶋の洞窟での質問に答えます。
本心が図りきれないですが川嶋はとりあえずここでフェードアウト。
次は櫛枝です。
人の嫌がる事をするはずがない竜児が、自分を怖がらせる計画を立てたのが本当に不思議だと言う櫛枝。
竜児の答えは、お化けが見えなくてもそれを櫛枝にあきらめて欲しくなかったからというもの。
前回から引っ張り、すっごい比喩でぼやかします。
遠くで上がる打ち上げ花火を見ながら、その日の夜はふけていきました。
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そして帰ってきました、地元大橋駅。
それぞれ帰宅の徒につきます。
竜児を見つめる大河の表情は複雑げです。
帰って早々スーパーの特売によりたがる竜児の主婦根性は流石でしょう。
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やっぱり櫛枝と北村が共犯でしたねえ。
予想が当たると案外嬉しいものです。
みのりんが実はホラー好きだったのは意外でした。
彼女の性格を考えればそれも不思議じゃないです。
北村が頭が良いけどアホという系統の人種なのは、なんとなく感じていましたがここにきて顕在化しましたね。それでこそ北村だ。
顕在化したといえば、竜児のモテモテフラグもそうでしょう。
ラブコメの主人公はこうでなくてはいけません。

魍魎の匣 第9話「娘人形の事」

2008.12.03 *Wed
謹慎で表立って動き回ることが出来ない木場は、駐在の福本に頼み、学校での頼子についての情報を聞いて集めてこさせます。
聞くかぎり、頼子の学校での評判は芳しいものではありません。
木場本人は美波絹子つまり柚木陽子の邸宅を訪ねていました。

さて、関口と榎津の二人が楠本家で頼子と会う前のこと。
一旦は楠本の家まで行きましたが、家主が不在のようだったため時間を潰すために喫茶店に入って待つという行動をとっていました。
そこで会ったのが久保竣公。
榎津が唐突に、加菜子を知っているだろう、と言うのに反駁します。
しかし写真を見せられたことで、自分の知っているその少女が加菜子という名前だと初めて知った久保。動揺します。
久保が写真を貸して欲しいと言うのを容れた榎津は、その写真を久保に渡しました。

そして前回の頼子との対面のシーン。
頼子が去った後、榎津は楠本家の扉をこじ開けて侵入してしまいます。
関口が動揺しつつも後を追うと、家の中では君枝が首をくくって死のうとしている瞬間でした。
しかし、君枝には目もくれず家の中を物色する榎津。
やっと君枝に話しかけたと思ったら、この鴨居は体重を支えきれないから駄目だと。
この家だけは残したいのでしょう、との言葉に同意する君枝。
とつとつと身の上を話し始めます。

家がないから家族が離散すると感じている君枝。
その考えに従えば、家だけは残さなければなりません。
なのに家には魍魎が湧いた。
頼子が魍魎かと思った時期もあったが、そんな事を考える自分こそが魍魎なのだろう。
魍魎を払うために御筥様に頼った。
御筥様には大いに救いを貰った。
しかし喜捨も尽くし、もう仕事もしていないから金はない。
頼子のためにも自分が死んで家を残す事が肝要だ。

口をつぐんでいた榎津。
後の処理をさせられる娘さんが苦労するから、自殺は良くないという。
しかも頼子は狙われているから外出は控えさせるべきだと。
それを聞いた君枝は突如として激昂し、ここでやっと榎津たちの素性を正します。
榎津は堂々と嘘をつき始めます。
自分たちは指折りの霊能者で御亀様と言い、関口が御本尊だと並べ立てます。
信じない君枝を信用させるため、榎津は君枝の前夫の特徴をことごとく言い当てました。
それで君枝はすっかり信じたのでしょう。
半狂乱で頼子の名前を呼びながら外に出て行きます。
そこに丁度来たのが福本。
関口と榎津はその場を福本に任せて去っていきます。

木場は陽子と美馬坂の関係を聞きます。
さらに陽子の偽証についても正す木場。
木場は結局、この事件を自分の事件として、関わり続ける決意です。

場所は変わって京極堂。
主人の中禅寺秋彦は、関口が忘れていった久保竣公著「匣の中の娘」を読んだそうです。
問題だと感想を述べる京極堂。
ついでに関口の小説の掲載順案を作ってくれたようです。
京極堂は久保竣公が手袋をしていたと聞くと、たいそう驚いてますます拙いと言い出します。
凶悪な面相はさらに凶悪に。
何が拙いのか訳がわからない関口としては意味が分かりません。
そこにやってきた青木。
京極堂は頼子の保護を頼んでいたようですが、警察は頼子を見つけられていません。
ちょうど青木に電話が入り、彼は席を外れます。

柚木加菜子殺害未遂事件、柚木加菜子誘拐事件、須崎太郎殺害事件、バラバラ死体遺棄事件。
他の事件の犯人はわかっていた京極堂にも最後の事件の犯人だけは京極堂にもわからなかったが、今回の話を聞いて犯人は久保竣公だとわかったと言います。
そこに慌てた様子で戻ってきた青木刑事は、頼子の両腕が発見された報を知らせました。



だいぶ展開も佳境に迫ってきました。
人間関係が込み入っているので、その把握が大変でしょう。
活字ではないと確認するのも億劫なものです。
わかってしまえばそれほど複雑でもないんですけど。

今回の見所の一つは君枝でしょう。
追い詰められている様子がなかなか真に迫っていた感じ。
ビジュアル化すると予想していたよりもインパクトがありました。
理性が崩壊しそうな人間って迫力があります。
久保竣公も違う意味で迫力があったのかな。

小生物語

2008.12.02 *Tue
小生物語 (幻冬舎文庫)小生物語 (幻冬舎文庫)
(2007/04)
乙一

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本書は作者がネットで一時期連載していた日記をまとめたものです。
一人称が「小生」という時点で、既に異色な雰囲気をかもし出しています。
本人が出版するつもりなど毛頭なかったというだけに、小説用の文体にはなっていません。
どこかゆるいようでいて、いちいち話題にオチがついております。
しかも作り話が混ざっているので飽きさせません。
明らかに作り話とわかるものから真偽が微妙なものまで、見定めるつもりで読んでいくのも一興かと思われます。

もう一つ特徴を挙げるとすれば、この本、異様に空白が多いです。
日にちが変わると、どれだけ空欄が残っていようとも容赦なくページが変わっています。
乙一氏もその点については、脚注でやたらと気にしていました。
そう、この本は脚注も必見です。
特に、作家仲間で参加したと言う合コンのくだりは要注目。
実は他の媒体でこの話については知っていたのですが、それを考慮しても面白かったのです(……失礼?)。
みなさんいっぱいいっぱいだったことがよくわかります。

作者の日常に興味がある人にはオススメ。
嘘かどうかの見極めはご自身で。


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