サブカル日和vol.2
≫ 評論・ノンフィクション
遠野物語―付・遠野物語拾遺
![]() | 遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫) (2004/05) 柳田 国男 商品詳細を見る |
角川夏の100冊で買った本です。
柳田国男は日本民俗学の確立者ですね。
旧帝大出の官僚ですから、エリートだ。
遠野物語は柳田民俗学確立の端緒になった作品だと言われています。
岩手県遠野における民間伝承や風習をまとめてあります。
個人的には、伝説や怪異譚が面白かったです。
家の神としてオシラサマやオクナイサマ、ザシキワラシなどが載っていました。
ザシキワラシは誰でも知っているでしょう。
遠野物語で紹介されて全国的に有名になった神様です。
ザシキワラシというと女の子のイメージですが、必ずしもそうじゃなかったようです。
全体を通すと、昔の人々の生活様式がわかりやすく見て取れます。
昔だからでしょうか。
コミュニティから浮いているモノや未知のモノには容赦がなかったようです。
結構突っ込みながら読んだりして(笑。
まぁそれは、ひるがえって見れば、恐れ祟えていたという事でもあるのかもしれません。
物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室
![]() | 物語の作り方―ガルシア=マルケスのシナリオ教室 (2002/02) G.ガルシア=マルケス木村 栄一 商品詳細を見る |
まだ読み終わってないのですが、他に読んだ本がないのでこれで。
すいません。もう少し本を読む時間をとりたいです。
ガルシア=マルケスのことは不勉強ながら知りませんでした。
ノーベル文学賞の受賞者なんですね。
本書はガルシアがやっているシナリオ教室の模様を起こしたものです。
参加者はプロのカメラマンや脚本家などで、本格的です。
要するにブレインストーミングで物語を作っていくというものですね。
映画のストーリーが生まれていく場面が描写されていてためになります。
プロットを考えていく参考になるというか。
物語で何を訴えたいか。
今考えている物語の構造は何処で、細部は何なのか。
まだ消化しきれていませんが、示唆に富んだ内容だと思います。
ちなみに、ガルシアの話には良く日本が出てきます。
昭和天皇の葬儀を写した写真に関するエピソード。
黒澤の様々な映画。
これに感化されて、ちょっと観てみようかな、と思ったり。
キャラクターメーカー―6つの理論とワークショップで学ぶ「つくり方」
![]() | キャラクターメーカー―6つの理論とワークショップで学ぶ「つくり方」 (アスキー新書 62) (2008/04) 大塚 英志 商品詳細を見る |
著者は以前にも「物語の体操」や「キャラクター小説のつくりかた」など、実戦形式のワークショップを掲載した本を出しています。自分は一応、両方とも読んであります。
民俗学の物語論を引っ張ってきて、英雄神話には共通の物語構造があり小説やマンガにもそれは応用できるというのが、かなり簡潔にした著者の主張の一つでしょう。
実際読んでいて納得させられる面は多いです。
スターウォーズの例は非常にわかりやすい。
ワークショップをやってみるのも単純に面白いでしょう。
それを生かすかどうかはまた別問題で、個人の判断でしょうけど。
ヒトES細胞 なぜ万能か
![]() | ヒトES細胞 なぜ万能か (岩波科学ライブラリー) (2002/06) 中辻 憲夫 商品詳細を見る |
ちょっと前に京都大学の山中教授がiPS細胞の研究を発表しました。
それまではES細胞が万能細胞と呼ばれていました。
そう。ES細胞とiPS細胞は別物です。
お恥ずかしながら、そこらへんが良くわかっていませんでした。
更にいえば、単なるES細胞とクローンES細胞も違います。
ES細胞は倫理問題が特に顕著ですね。
かといってiPS細胞が問題ない技術なのかといえばそうでもないでしょう。
この本はES細胞に関してだけのものです。
ニュートンと一緒に読むと非常に良くわかります。
これからはニュートンも色々読んでみようかな。
技術が進歩した暁には簡単に臓器を取り替えられるようになる日が来る気がします。
そうなったらヒトは何でもかんでも入れ替えてしまうのでしょうか。
じゃあ人とってなんなんだ?
生きてるってどんな状態なんだ?
そんな事も考えてしまいます。
生物と無生物のあいだ
![]() | 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891) (2007/05/18) 福岡 伸一 商品詳細を見る |
五十万部を突破したらしい。
ヒット作ですね。
生命とは何か?
非常に難しい問いかけですねぇ。
哲学的に考え始めると泥沼になるフラグです。
本書は生物学的にアプローチしているもの。
大学で生物学を聞いたことがある人は、生物の定義を聞いたこともあるかもしれませんね。
DNAや代謝について判りやすく解説してくれています。
研究者がどんな毎日と人生を送っているのかも垣間見えちゃいます。
しかも文学的感性が備わっている文なので、読んでいて楽しいです。
ここが特に魅力的な部分ですかね。
売れているのには理由がある。






















